《俺には愛なんて要らない。》 4_𝑠𝑡𝑎𝑟𝑡
お疲れ様でーす
流星くんと同時にそう言い、
俺達はロッカーに戻った。
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〜到着〜
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2人で飲むのは久しぶりで
仕事とか、客の事とか
お互い思ってる事を話した。
段々顔が赤くなって、
少し熱くなってくる頃。
流星くんが俺に問いかけた。
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俺が思ったこと、
素直に言っていいんやろうか。
そう考えて
ちょっと迷ったけど
言うことにした。
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流星side
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正直、そう聞いた瞬間
意味がわからんかった。
謙杜自身、あの人には 結構懐いてたと思う。
ずっとああいうのに興味なかった謙杜が
ちょっとでも、
人に懐くようになって
…嬉しかったし、安心した。
なのに、
急に「 関わらん 」とか
言われたら
どう反応すればええのか
わからんくなる。
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…俺の、せいなんかな。
大ちゃんと俺の話なんて しなければ
謙杜も楽に恋愛できたんかな。
謙杜が抱えた不安を、
今にでも無くしたいのに、
何故か俺は
なんも言えへんかった。
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俺が…、愛を?
別に俺だって深い愛情を知って 育ってきた訳やない。
ほんまにそれが1番正しいんかな。
愛、とか、好きを知ってれば
良い恋愛ができるん…?
知らないからこそ
これから愛していけば いいんちゃうの、?
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言いたいことも言えなくて
「 謙杜が決めたことやから 」
とか、そんなんばっか気にして
…俺、ほんとに、
友達なん、?
「 今日は沢山飲んで 」
「 俺の奢り 笑 」
って、流星くんが言った。
なんでかはわからへん。
断られるのが嫌いな流星くんに
そんなん言われたら
選択肢は YES on YES やん。
「 ありがとうございます 」
「 なんかすみません 笑 」
と言ってから
もう何時間経っただろう。
飲んで、飲んで、飲んで、
流石に飲みすぎた。
でも立つ気力もなくて、
駄目だって分かってても
…その場で寝てしまった。
駿佑side
今日はバイトで
買い出しとか色々頼まれたもんだから
謙杜が働いてるとこには 行けへんかった。
本当は…
会いたかったし、話したかった。
連絡先も交換してへんし
「 俺ほんまにバカ… 」
とか思いながらも
どんどん来る客に接客していく。
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なんて雑談しながら
バイトの時間はどんどん経っていって
そろそろ閉店 って頃、
酔いすぎて寝ている客を見つけた。
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ブーン…
結局俺たちは
大吾くんが謙杜の友達を、
俺が謙杜を、タクシーで 自宅に連れて帰る事になった。
大吾くんから聞いた話によると
2人は付き合ってるらしい。
まぁ、体を重ねた仲だから
そうなるのは当たり前やろな。
大吾くんが一目惚れして
話しかけていったら
謙杜の友達も落ちたらしい。
……恋人同士ならまだしも
俺達はまだ会ったばかり。
俺は別にいいんだけど
謙杜が起きたら、 どういう反応をするか…。
俺のことなんてどうせ、 ただの変なやつとしか思ってない。
俺はこんなに好きなのに…。
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早く、謙杜を俺の物にしたくて
俺だけを見て欲しくて。
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次のタクシーが来るのを待ちながら
俺の背中で熟睡してる謙杜。
体は熱く、
何杯も飲んだのかが伝わった。
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やっぱり、
謙杜はずるい。
俺、、
理性保てる、かな。
𝐍𝐞𝐱𝐭 💗500
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹
コメント
9件
この物語くそ大好きです(*´`) 早く付き合えよ() 理性保たなくてもいいからな!道枝!!
も う こ の 物 語 だ い す こ 😿
早く付き合え ) )