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ジャック・メイソン

…なんだここは…?

リリ・モイスト

助けて…!

リリ・モイスト

誰か助けて!

魔法使い(ルルーシャ・マオロート)

うるさいな。

ジャック・メイソン

おい!お前、何してるんだ!女の子に!

魔法使い(ルルーシャ・マオロート)

私も女の子だけど?

ジャック・メイソン

そんなことするやつは人間とすら認めない!

ジャック・メイソン

ブッ殺すぞ!

魔法使い(ルルーシャ・マオロート)

ヒィィィィィィィ!?

魔法使い(ルルーシャ・マオロート)

ごめんなさーーーい!!!

そうして女は出ていった。

ジャック・メイソン

そこの君、大丈夫?

リリ・モイスト

なんのつもり?あの子に逆らうんだったら殺されるんだよ?いいの?

ジャック・メイソン

うん。だって殺される前に殺しちゃうタイプだもん、僕は。

リリ・モイスト

…!

リリ・モイスト

そんな!貴方も私を殺そうとしてるの!?

リリ・モイスト

もう人間が信じられないよ!!

ジャック・メイソン

…大丈夫だよ。僕は君を殺したりはしないから。

ジャック・メイソン

相当酷いことしない限り、ね。

ジャック・メイソン

お願い、僕を信じて一緒に来て。

リリ・モイスト

…分かったよ…

ジャック・メイソン

ここが君の部屋だよ。

リリ・モイスト

綺麗…!

リリ・モイスト

それにちょっと落ち着いた雰囲気でいい感じ…

ジャック・メイソン

僕とかナイルの部屋が近いから何かあったらすぐに来れるよ!

リリ・モイスト

ありがとう!

彼女は微笑んだ。

その笑顔を見ると、善人だった頃を思い出す。

ちょっぴり胸が痛かった。

彼女の部屋を出ていってすぐに叫び声のような声が聞こえた。

魔法使い(ルルーシャ・マオロート)

ウワァァァァァ!!!!

ジャック・メイソン

(さっきあの女の子を殺そうとしてた女の子の声だ。)

ジャック・メイソン

早く助けに行かないと…

魔法使い(ルルーシャ・マオロート)

ごめん、なさい…ごめんなさい…!

エペメラル・スカイ

…貴女、最悪ですね。

エペメラル・スカイ

トップ層の魔法使いを底辺階級にして殺そうとするだなんて。

ジャック・メイソン

ちょっとそこにいる君!何してるんだ!

エペメラル・スカイ

この人がトップ層の魔法使いを殺そうとしたので、今から仕返しとして殺してやろうとしていたのです。

エペメラル・スカイ

悪いことではありません。

エペメラル・スカイ

この善良な私だからこそすることですよ。

ジャック・メイソン

それは善良じゃないんだ!

ジャック・メイソン

むしろ悪者がするようなことを今から君はしようとしてるんだ!

エペメラル・スカイ

貴方まで私に歯向かうのですね。

エペメラル・スカイ

それなら容赦はいたしません。

エペメラル・スカイ

今から貴方を殺します。

エペメラル・スカイ

なので、一つ言っておきますね。

エペメラル・スカイ

貴方はとても非現実的なことを考えています。

ジャック・メイソン

…!

その言葉と同時に僕は魔法を構えた。

ジャック・メイソン

ナイフズ!

エペメラル・スカイ

…!?

エペメラル・スカイ

(あの人から多数の短刀が…!?)

エペメラル・スカイ

(あの人も私と同じで人間を恨んでいる…?)

エペメラル・スカイ

貴方、人間のことは嫌いですか?

ジャック・メイソン

…うん。嫌いだよ。ものすごく嫌いだよ。

エペメラル・スカイ

それなら、話は早いですね。

エペメラル・スカイ

私の仲間になってほしいのですが宜しいでしょうか?

ジャック・メイソン

…ううん、僕は腹を立てると君まで殺しちゃうから無理だよ。

ジャック・メイソン

逆に僕の仲間になってくれる?

エペメラル・スカイ

…ええ、勿論です。

ジャック・メイソン

ここが君の部屋だよ。

エペメラル・スカイ

あら、お布団が暖かいですね…?

エペメラル・スカイ

暖かい…それと毛布が柔らかくて気持ち良い…

エペメラル・スカイ

居心地良いです…

ジャック・メイソン

僕達の部屋が近いから何かあったら来ていいよ。

エペメラル・スカイ

はい。

エペメラル・スカイ

まぁでも、私はその前に殺しちゃうかもしれません。

今まで僕が尽くしてきたからだろうか。

そう、この青年は僕が敵側に殺される前に助けてくれた恩人なのだ。

今は消えてしまいそうな程儚く可愛らしいが、後から強者としての能力を発揮すると思われるトップ層の魔法使いだ。

ジャック・メイソン

じゃあ、また明日ね。

エペメラル・スカイ

はい。

部屋に戻ると一通の手紙がテーブルの上に置いてあった。

誰かが入ってきたのか、それとも窓から入ってきたのか分からずじまいだった。

その手紙の内容は…

《トップ層1番手のジャック様へ》 今夜、元トップ層の方がお呼びになりましたので式場に来て頂けますでしょうか。 お待ちしております。 《皇帝の執事のロナルドより》

と記されていた。

ジャック・メイソン

元トップ層ってことは現在のトップ層の魔法使い達全員に届いてるか…?

ジャック・メイソン

連絡とろ…

ジャック・メイソン

みんな、皇帝の執事からの手紙届いてるの?

ナイル・グレイシー

届いてます。

リリ・モイスト

届いてるよ!

エペメラル・スカイ

届いてます。

ライリー・ボルドール

届いてるわよ。

ホリゾン・ブルーム

届いてます。

ジャック・メイソン

準備して行った方がいいと思うから化粧とかしっかりしてね。

ジャック・メイソン

じゃないと悪い意味で笑い者にされるからね。

ナイル・グレイシー

はい。

リリ・モイスト

うん!

エペメラル・スカイ

はい。

ライリー・ボルドール

ええ。

ホリゾン・ブルーム

はい。

ジャック・メイソン

そう言えば、2番手と6番手にあったこと無いかも…

ジャック・メイソン

今の内にしっかりと覚えておかないと。

ジャック・メイソン

3番手と5番手は自撮りアイコンだから分かるし、4番手も加工してるけど実写だから分かるし…

ジャック・メイソン

2番手と6番手は…うん…

ジャック・メイソン

全く分からないや…

ジャック・メイソン

とにかく明日次第だな。

ジャック・メイソン

今日はもう寝よう。

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