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【人間に戻る道】

ナナセは、朝日の差し込む小道をゆっくりと歩き出した。 背中の印は徐々に薄れ、爪だった指先は柔らかく人の手に戻っていく。

苦しくても、痛くても、彼女は自分の人間らしさを取り戻すことを選んだ。

狩りをやめることは、記憶のすべてを取り戻すことではないかもしれない。 けれど、自分の心はまだ“人間”でありたいと願った。

狐面の声は遠くなり、やがて消えた。 ツクモは時雨堂で静かに微笑みながら、ナナセを見守る。

夜が明けて、町に新しい一日が訪れた。 人と獣の境界線は薄れ、ナナセはゆっくりと歩き出す——未来に向かって。

【向こう側の道】

ナナセは、漆黒の闇へと伸びる小径へ足を踏み入れた。 背中の朱印は燃え盛り、身体は次第に獣の姿へと変わっていく。

記憶はすべて蘇り、自分がかつて何であったか、なぜ狩りを続けてきたかを完全に理解した。

彼女は“向こう側”の世界へと足を踏み入れ、境界の狩人として新たな存在となった。

狐面は傍らに立ち、静かに微笑む。

狐面の存在

「これが、お前の本当の姿だ」

そしてナナセは、夜の闇に紛れてゆく。 人間でも怪異でもない、“狩り手”としての孤独な道を。

——

あなたなら、どちらの道を選びますか?

「記憶=呪い」 「正体=獣」 「狩り=贖罪」——

その呪縛の中で、ナナセはどこへ向かうのか。

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