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怖い彼女

第1話 - 怖い彼女

2019年01月27日

#恋愛

#嘘です

#グロ注意

#急展開

#駄作

Baru

中村美穂

今日はありがとね！楽しかったよ！

川上大介

俺も楽しかった。次は俺んち来いよ！

中村美穂

うん。分かった！

川上大介

それにしても美穂の部屋は意外だったな

中村美穂

えっ、そう？

川上大介

うん。美穂の部屋は独特な匂いがする

中村美穂

そうかなぁ

川上大介

それにドクロのペン立て！

川上大介

最初見た時、小学生時代の理科室に置いてあった人骨よりリアルでビビったわw

中村美穂

当たり前だよw

川上大介

当たり前じゃねぇよw

中村美穂

だって、あれ本物だもんw

川上大介

そういう冗談は怖いからやめろよw

中村美穂

本当だよー！

川上大介

じゃあ誰の頭蓋骨だよw

中村美穂

元カレ

中村美穂

三年前に元カレが浮気しちゃってさ、私それがどうしても許せなくってやっちゃった。

川上大介

いやいやいやいや！

川上大介

ツッコミどころあり過ぎて、どっからツッコめば良いか分かんねぇよ！

中村美穂

何でも答えるよ☆

川上大介

「やっちゃった」って殺したのか？

中村美穂

うん。

中村美穂

どうやってやったか気になる？

川上大介

聞きたい

川上大介

だけど、あまりにも怖いのは辞めてくれ

中村美穂

まずは私以外の女とキスした唇をナイフで切った

中村美穂

元カレが苦しんでる間に背中をナイフで刺した

川上大介

おい、まじかよ

川上大介

冗談って言ってくれ

中村美穂

冗談じゃないよ

中村美穂

腎臓と肝臓と心臓は売ると
値段が高いらしいからえぐり取ったよ

中村美穂

それであんなに大金が貰えたんだ

川上大介

じゃあ宝くじが当たったてのは？

中村美穂

嘘ぴょん

川上大介

可愛くねぇよ！

中村美穂

でもね、頭は売らなかったの

中村美穂

流石にそれは可哀想かなって

川上大介

腎臓とかも売るなよ！

中村美穂

だから元カレの頭は煮て肉、全部融かしたの

川上大介

ごめん。頭が追いつかない

中村美穂

結論、あの頭蓋骨は元カレの物

川上大介

何か気分悪くなってきた

川上大介

冷や汗が凄い

中村美穂

それ貧血じゃない？大丈夫？

中村美穂

とりあえず寝た方が良いよ

中村美穂

水分補給も忘れずに

川上大介

不在着信

中村美穂

大丈夫？

中村美穂

おーい

中村美穂

ねぇ聞いてる？

中村美穂

心配なの

中村美穂

返事して

中村美穂

おーい

中村美穂

大丈夫？

中村美穂

今から大介君の家行くね！

玄関前

中村美穂

「大介君、お願い出て来て！」

川上大介

「何だよ」

中村美穂

「良かった…顔真っ青だね。大丈夫？」

川上大介

「大丈夫じゃない。もう帰ってくれ」

中村美穂

「嫌だよ。大介君の事が心配なの」

川上大介

「お前の頭の方が心配だよ」

中村美穂

「え？何？」

川上大介

「何でもない。早く帰ってくれ」

川上大介

「本当に気分悪いんだ」

中村美穂

「どうしてこんなに心配して
あげてるのにそんな事言うの？」

中村美穂

「ねぇどうして？」

中村美穂

「もしかして私の事嫌いなの？」

中村美穂

「あっ、大丈夫？！今よろけたよね？」

川上大介

「…良いって。一人で大丈夫だから」

中村美穂

「そんなことないよ。家上がるね」

川上大介

「帰れって！」

中村美穂

「駄目！ほら早く寝っ転がって」

中村美穂

「立ってたら危ないよ」

川上大介

「……」

中村美穂

「ねぇ、包丁何処？」

川上大介

「何に使うんだよ。俺を殺す気か」

中村美穂

「違うよ。何か美味しい物作りたいの」

中村美穂

「あれ？包丁何処かな？」

中村美穂

「あっ、此処にあった」

中村美穂

「大介君、見つかったよ！」

中村美穂

「ってあれ？大介君がいない…」

───────────────────────────

川上大介

「殺される…」

川上大介

「殺される…」

川上大介

「絶対殺される…」

川上大介

「死にたくない…」

中村美穂

「大介君！！」

川上大介

「こっち来んな！！」

中村美穂

「どうしてよ！待って！」

川上大介

「助けて！助けて！」

川上大介

「痛っ…」

中村美穂

「もう具合悪いのに走っちゃ駄目でしょ？」

中村美穂

「だから転ぶんだよ」

川上大介

「許してください…」

中村美穂

「え？」

川上大介

「殺さないで…」

中村美穂

「つまり殺せって事？」

川上大介

「違う違う！！」

中村美穂

「大丈夫。殺さないよ」

中村美穂

「でもちょっと悪戯がしたいの」

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