「蓮らしい笑顔で、笑っていてね」
そう言われて俺は
“待って、”
そう声をかけたかった、
けど、俺にはそんなこと 言う資格なんてないのか、
俺には言い訳する資格なんてない、
俺は、玄関に向かう彼女の裾を掴むことすらできなかった、
そんな資格ないって思ったから、
余計に何も、できなくなってた、
弱い俺でごめんな、
浮気して、馬鹿みたいにフラフラしてた俺は、
彼女の涙も拭うことすら出来なくなってて、
自暴自棄になって
何もかもできないようなコンディションになってしまった、
少なくとも数日間は、
泣いて、
自分を責めて、
結局責めたってそれが“結末”
だったから、
なんて泣き疲れながら眠って、
何も食べずにしばらく過ごしたからか、体が重くなった
けど、そんな体に対して 体重自体は減っていた
バカみたいだ、
しばらく会社を休んでいたからさすがに働かないと部長に怒られる、
ほぼ嫌々で出勤していたが、
出勤する間の電車や、
歩道、
どんな変わらない日常の中でも
彼女を探していて
時々LINEとか、メール、 電話が入ってないか気になって 携帯を開くけど
何も変わらないディスプレイに映った2人で笑っている写真のホーム画面
あの頃はこんなにも笑っていたのに、
今は笑顔の欠片も無い、
あれから浮気相手とは関係を完全に切って、
彼女だけを探し求めていた、
伝えたいことが沢山あった、
やり直せなかったとしても、
今までくれた幸せや、
優しさ、
愛情、
食べさせてくれた料理
全てに感謝や、お返しをしなければいけなかったのに、
倦怠期を理由に俺はそんなことを忘れて
他の女に手を出していた
謝罪もまともにできていないし、
他にも言いたかったこと、 共有したかったこと
今となっては募るだけで
減ることもないし、
消えることもない、
そんなボロボロな俺を、
笑ってくれていいから、
どんなに怒っててもいいから、
一つだけでも聞いて欲しい、
それだけを願って毎日
俺は彼女を街中で見かけられる ことがないか、ふとした時はずっと探していた
でも、
何日同じ場所を探しても、
彼女を見掛けることは
1度もなかった
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
目黒蓮
俺のこの弱くなった心を
弱くなった体も、
神様は
どんな感情で
見ているのだろうか、
コメント
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ほんとにリクエスト 受けてくれて ありがとうございます(´;ω;`)