テラーノベル
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巨大な木の中にあった扉を抜けると、そこには古びたエレベーターが待っていた。 キリコ一家に別れを告げ、一行は地下へと降りていく。
ゴン
ゴンが目を輝かせる。
レオリオ
レオリオが頭を抱える。
クラピカ
レオリオ
いつものように始まる二人。 シオンは静かに壁にもたれかかっていた。
シオン
すると、ゴンが再び近付いてくる。
ゴン
シオン
ゴン
シオン
ゴン
レオリオが笑う。
レオリオ
シオン
反論しようとした時。 エレベーターが止まった。 扉の先には、広い地下ロビーが広がっていた。 そこには既に多くの受験者たちが集まっている。 その中央で忙しそうに走り回っていたのは、小柄な豆のような顔をした男性だった。
ビーンズ
ビーンズだった。 シオンは列に並び、順番を待つ。
ビーンズ
シオン
ビーンズ
ビーンズから渡されたプレートを受け取り、シオンは静かに胸元へ付けた。
ビーンズ
シオン
少し驚いたようにビーンズが目を丸くする。
ビーンズ
シオンは小さく頷き、その場を離れた。 少し離れた場所では、ゴンたちも番号を受け取っている。 しかしシオンは、あえて彼らの元へは行かなかった。
シオン
そう思い、人混みの中を歩いていく。 すると。
ポックル
穏やかな声。 振り向くと、金髪の青年が立っていた。
ポックル
シオン
ポックル
シオン
短い会話。 しかしポックルは気にした様子もなく笑った。
ポックル
シオン
さらに歩いていくと、今度は帽子を被った少女が薬草を整理していた。
シオン
ポンズ
シオン
ポンズ
シオン
少しずつ、様々な受験者たちと顔を合わせていく。 そんな中。 突然。
モ↑ブ↓
悲鳴が響いた。 会場全体がざわつく。 人々の視線の先。 そこには、尻もちをついて青ざめている受験者の姿があった。 そして、その近くに立っていたのは――。 奇妙な化粧。 妖しい笑み。 トランプを指先で弄ぶ男。 ヒソカ。
ヒソカ
ヒソカは楽しそうに微笑む。
ヒソカ
周囲の受験者たちが息を呑む。
モ↑ブ↓
モ↑ブ↓
誰も近付けない。 圧倒的な異様さ。 圧倒的な存在感。 シオンは静かにその光景を見つめていた。
シオン
何をしたのか、ほとんど見えなかった。 ただ一つ分かったこと。 ――危険。 本能がそう告げていた。 するとヒソカが、ふとシオンの方を見る。
ヒソカ
一瞬だけ視線が交わる。 しかしシオンは逸らさない。 数秒。 沈黙。 やがてヒソカは興味深そうに口元を吊り上げた。
ヒソカ
それだけ言うと、再び人混みの中へ消えていった。
モ↑ブ↓
モ↑ブ↓
受験者たちが震える。 シオンは静かに息を吐いた。
シオン
その時。 会場の奥から、一人の男が現れる。 細い口髭。
サトツ
サトツだった。
サトツ
ざわついていた会場が静まり返る。
サトツ
サトツは静かに振り返った。
サトツ
そして。 スタッ。 歩き始める。 最初は歩く程度のスピードだったが しばらくして速度が上がった
モ↑ブ↓
あちこちから驚きの声が上がる。 受験者たちが一斉に走り出した。 シオンも静かに走り始める。 だが今回は、ゴンたちとは別の位置だった。 前方にはポックル。 後方にはポンズ。 さらに少し離れた場所にはハンゾーの姿も見える。
ハンゾー
ハンゾーがシオンを見る。
ハンゾー
シオン
ハンゾー
ハンゾーが豪快に笑う。 そのさらに後方。 トランプを回しながら走るヒソカ。 そして、不気味な針だらけの男――ギタラクル。 二人の視線が、ほんの一瞬だけシオンへ向けられる。 『面白い受験者がいる』 そう思ったかのように。 一方その頃。 ゴン、クラピカ、レオリオの三人も別の位置で走っていた。 まだシオンとは少し距離がある。 しかし。 長い試験の中で、再び彼らの道は交わることになる。 そして誰も知らない。 この先に待つ数々の試練と出会いを――。
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第四話、読みました〜! 今回もシオンの「普通」が炸裂してて笑っちゃった🥀 ゴンたちとの距離感、ちゃんと自分のペースで進んでるところがいいよね。ポックルさんやポンズさんとちょっとずつ交流できてて、シオンも少しずつ世界が広がってる感じがする。 ヒソカとのアイコンタクト、一瞬なのにめっちゃ緊張した…あの「変な人」ってシオンの一言で全部納得したけど(笑)。本能的に危険を察知してるのが伝わってきた。 試験がどう動くか、続きも静かに待ってます🌙