中学2年の愛と涼太と菜々と玲於は、中学になっていつも一緒にいるようになった。
愛
おーい!涼太!菜々!玲於!

涼太
愛、どうしたん?

菜々
はーい!

玲於
ん?

愛
あのさ!あのさ!3人にビックニュース!

菜々
なになに???

玲於
何それ?

涼太
ビックニュース?

愛
うん!なんと!!!!!

愛
私、好きな人、出来ました!

菜々
ええええええええ!急すぎる!

涼太
愛って、そういう子やったっけ?

玲於
なんやそれ!で

玲於
誰なん?

愛
教えるわけなかろう!

菜々
何で〜〜〜〜〜!

涼太
教えろよ〜〜〜〜〜!

玲於
そこまで言ったら、気になるだろ!

愛
いや、誰とは言わないけど、みんなには知っててほしかったから…。

愛
愛に、好きな人がいるってことだけ。

菜々
あれ?愛、落ち込んじゃった?

愛
うんうん。全然。

菜々
絶対、落ち込んでるな。

愛
菜々、大丈夫だって!

菜々
なら、良いんだけど。

玲於
おい!だから、誰なんだって!

愛
だから、教えないって言ったでしょ!

涼太
何でダヨーーー!もしかして、俺か、玲於か?笑笑

玲於
愛、そうなのか?!どっちを選ぶ?笑笑

菜々
こら!2人とも!愛が困るじゃん!

愛
どっちもない!菜々、ありがとう!

菜々
いいえ!男子は、女心が分からないからなーーー!

涼太
ああ!分かりませんヨーーーだ!

玲於
女じゃねーし!分かるか!心とか!

愛
流石!菜々!男子には、言わんどこ!好きな人!

涼太
何でやねん!!!!!!

玲於
最初から、言うつもりなかっただろ!

愛
まーねーーー!笑笑

玲於
じゃ、もう寝るぞ!愛!明日、教えろよな!

愛
だから、教えないって!

涼太
愛!教えろよ!明日!おやすみ〜〜〜〜〜!

菜々
じゃあねー!愛、またいろいろ、聞かせて!明日!おやすみ〜!

愛
了解!みんな、また明日ねー!おやすみ〜!

愛
おっはよ〜!

涼太
おお!来た!おはよ!

玲於
おはよう!

菜々
愛、おはよ!

涼太
おい!愛!何で、教えてくんないんだよ!

愛
教えられない理由があるから。

涼太
理由?何それ?

玲於
何だよ!理由って!

愛
…。

菜々
こら!また、愛が困ってるでしょ!

涼太
良いよな!菜々は、女同士だから!

玲於
それな!それな!

菜々
オカマになる?2人とも!笑笑

涼太
なるか!

玲於
バッカじゃねーの!

みんな、笑えないよ…。だって、好きな人が、近くにいるんだもの。
愛
あのさ、菜々には知っててほしいから、ちょっと、来て。

菜々
う、うん。

涼太
やっぱ、俺らはダメなんかよ!

菜々
ダーーーーッメ!

愛
菜々。実はね。

菜々
うん。

愛
私、涼太のことが、好きなの。

菜々
やっぱり。うすうす感づいてたよ。

愛
まじ?そんなに、分かりやすかった?

菜々
うんうん。男子は、鈍感だから、分からないと思うけど。

菜々
あんな感じだし。

愛
なら、良いんだけど。

菜々
良いじゃん!涼太、良いやつだよ!

菜々
愛が元気ない時、いつも、涼太、励ましてくれてるじゃん!

愛
うん。

菜々
あと、アイツ、

愛
うん。

菜々
愛のこと、好きだよ。

愛
えっ。何で?

菜々
見てれば、分かるよ!男は、隠すのが、下手だから!

愛
菜々、ないよ。

菜々
何で?そう思うの?

愛
私、一度、聞いたことあるんだけど、

菜々
うん。

愛
3年a組の、桜木麦先輩が、好きだって。

菜々
それ、涼太から、聞いたの?

愛
違う。

菜々
じゃあ、誰から?

愛
戸高君。

戸高君は、愛たちと同じクラスで、涼太と同じサッカー部に所属している子。
菜々
戸高君を信じなくて良い。自分を信じて!

愛
うん。ありがとう。菜々。

菜々
いいよ!だって、愛には私が付いてないと、ダメなんだから!笑笑

愛
笑笑少し、気持ちが軽くなった。本当にありがとうね!菜々!

菜々
全然!で、言わないの?涼太に。

愛
告白?

菜々
当たり前じゃん!

愛
言えるわけないよ!

菜々
言えるわけない!じゃなくて、言うの!

愛
だって、この関係が、崩れるのが、こわいから。

菜々
大丈夫!ウチを信じて!

愛
分かった。言ってみるよ。頑張って。

菜々
うん!その気持ち!愛、当たって砕けろだよ!

愛
うん!頑張ってみる!菜々、本当にありがとうね。

菜々
頑張れ!愛!ウチは、いつでも、愛の味方だよ!

愛
ありがとう!

涼太
遅かったな!

玲於
おせーよ!

菜々
いいでしょ!別に!2人には、関係ないんだから!

愛
あのさ!

愛
ちょっと、涼太!いいかな!

涼太
う、うん。どうした?急に。

愛
ちょっと、体育館裏に、来て!

涼太
うん。何かあるんか?

愛
まだ教えん。

涼太
で、どうしたん?

涼太
こんなとこで。2人でなんて。

愛
あのさ、涼太。

涼太
うん。

愛
私、いっつも涼太といると、ドキドキしてた。

涼太
…。

愛
いつも、涼太は、優しくしてくれる。

涼太
…。

愛
私、涼太のことが、

愛
好きです!

愛
付き合っ!

愛
ん?涼太?

愛
今、大好きな、涼太に、

愛
抱きしめられてる?!

涼太
愛、俺も、愛が、

涼太
好きだ!

涼太
付き合ってください!

愛

愛
ぐすん…。

涼太
愛?泣いてる?

愛
うんうん。嬉しくて。

涼太
ごめんな。ずっと、言わなくて。つらかったよな。

愛
全然。嬉しい。涼太、ありがとうね。

涼太
こちらこそ、ありがとう。これから、よろしくな!

愛
うん!よろしく!
