大崎 詩
え…
齋藤 昴
生まれつき心臓が悪くてね、
齋藤 昴
それに対処できるような手術もなくて、
齋藤 昴
だからずっと入院してたんだ。
齋藤 昴
詩ちゃんは優しいから、悲しむと思ってずっと言えなかった。
齋藤 昴
ごめんね、
大崎 詩
ごめんなんて…
大崎 詩
手術は…絶対成功しますよね…?
齋藤 昴
…
齋藤 昴
分からない。
齋藤 昴
難しい手術なんだ。
大崎 詩
そんな…
齋藤 昴
だから最後の挨拶。
齋藤 昴
一緒に遊んでくれてありがとう。
齋藤 昴
本当に楽しかったよ。
齋藤 昴
君は、入院生活も悪くないなって、そう思わせてくれた。
大崎 詩
…嫌だ、
大崎 詩
最後なんて言わないで!!!
齋藤 昴
やめてくれ!!
昴が詩を抱きしめる
齋藤 昴
君のことが好きなんだ、
大崎 詩
っ!!
齋藤 昴
君がそんな顔をしたら、お別れできないじゃないか、
齋藤 昴
お願いだ、笑顔で別れてくれないか。
大崎 詩
…
大崎 詩
分かりました、
詩が涙を拭う
大崎 詩
でも私、絶対成功するって信じてますからっ!!
ああ、やっと分かった、この気持ちは、
大崎 詩
だからその時は、
大崎 詩
返事させて下さいね、!
齋藤 昴
っ!!
齋藤 昴
ありがとう、!
それから、私は退院した。
…昴くんの手術は成功したのか分からないまま。







