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めめ
絶対あべちゃんを守ってあげるって決めてるの
本心だった
なのに……
なんにも守ってあげられなかった
なんで気づけなかったんだろう
めめ
あべちゃん……
ある日のリハーサル
めめ
おはようございます
あべちゃん
あ！おはよう！
めめ
あべちゃんだけっすか？
あべちゃん
まだみんな来てないね
めめ
……
めめ
あべちゃんは何してるんすか？
あべちゃん
あー。ライブの立ち位置とか決めてるの
めめ
あれ？あべちゃんその担当でしたっけ？
あべちゃん
いや、違うよ
あべちゃん
でも、今みんな忙しい時期だから少しでも力になってあげたいなって
めめ
……
めめ
やっぱり優しいっすね
あべちゃん
そんなことないよ
あべちゃん
昔みんなにかけた迷惑を考えればこのくらいどーってことないよ
めめ
俺はその頃のことよく知らないから
めめ
偉そうなことは言えないけど
めめ
そんなに昔に縛られなくていいんじゃないですか？
めめ
迷惑なんて俺も含め誰もがかけることじゃないです
めめ
あべちゃんがそんなに思い詰めることは無いと思いますけどね
あべちゃん
まぁ、そうだね
あべちゃん
みんな同じこと言うけど俺の中にはずっと残ってるんだ
あべちゃん
あの頃みんなの顔や言葉も全部
あべちゃん
気にしないようにはしてるけど
あべちゃん
俺に出来ることがあれば全部やりたいなって
めめ
そうですか。
めめ
体調には気をつけてくださいね
あべちゃん
うん。十分気をつけてるから大丈夫だよ！
さっくん
おはよう！
あべちゃん
あ！おはよ！
あべちゃん､無理してる？
めめ
気のせいだよね？
さっくん
ん？めめなんか言った？
めめ
なんでもないですよ！
この時にちゃんと止めとけば 良かったんだ
もっとあべちゃんの 体調を気にかけとけばよかった
俺がいつも最初に気づいてあげられるのに
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作品ページ
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