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玲
奏海
その自身がどこから湧いてくるのか分からない
大丈夫なんて、よく言えたものだ
わたしだって、不安でいっぱいなのに
奏海
玲
川を抜けた先は、あの雲の中で
私たちは、ただ落下していた
玲
奏海
玲
奏海
玲
澄み渡った綺麗な青空の中を私たちは、手を握りながら落ちていた
ヒューーーウ!!
私があの日見た雲の龍が迫ってくる。
玲
奏海
玲
握り返された小さなでは震えながらもちゃんと力がこもっていた
私たちは目を閉じて、落ちていった
奏海
玲
奏海
奏海
水翔
陽一
奏海
玲
信じられない。
玲くんが戻ってこれたなんて。
玲
水翔
陽一
玲
医者
その日から玲くんは、原因不明の高熱を繰り返し、ついに1週間がたった
水翔
奏海
起きていない玲くんに、こんなふうに毎日、毎日、私達は話しかけていた
なんにも返事をしない玲くんに話しかけているのはやっぱり、辛かった
そして、水翔も陽一さんも次第に元気を無くしていった
事態が変わったのは2週間たった後だった。
玲
水翔
陽一
玲
水翔
陽一
水翔
玲
その場に私はいなかったけど、玲くんは、ただ、ひたすら泣いていたそうだ
奏海
玲
奏海
玲
玲
玲
奏海