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天と繋がっている少女

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天と繋がっている少女

13 - 天と繋がっている少女⑬

♥

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2022年12月06日

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ねぇ、大丈夫なのかな?

奏海

大丈夫だよ、

その自身がどこから湧いてくるのか分からない

大丈夫なんて、よく言えたものだ

わたしだって、不安でいっぱいなのに

奏海

チャポチャポ

ピチャピチャ

川を抜けた先は、あの雲の中で

私たちは、ただ落下していた

うっ、

奏海

玲くんっ!

っ、、?

奏海

手、離しちゃダメだよ、!

うん、!

澄み渡った綺麗な青空の中を私たちは、手を握りながら落ちていた

ヒューーーウ!!

私があの日見た雲の龍が迫ってくる。

、怖いよぉ、、

奏海

大丈夫。しっかり手を握っておいて

うん、ギュ

握り返された小さなでは震えながらもちゃんと力がこもっていた

私たちは目を閉じて、落ちていった

奏海

、、、

、、、

奏海

ん、、?

奏海

玲くんっ、、ここ、、戻ってこれた、、?

水翔

っ、、?玲、?

陽一

ポロポロ

奏海

玲くんっ、、!

、、、

信じられない。

玲くんが戻ってこれたなんて。

うぅ、、

水翔

、?

陽一

熱い、?

うぅ、、

医者

原因はわからないです、、

その日から玲くんは、原因不明の高熱を繰り返し、ついに1週間がたった

水翔

玲、、今日も、奏海が来てくれたよ、

奏海

久しぶり、玲くん

起きていない玲くんに、こんなふうに毎日、毎日、私達は話しかけていた

なんにも返事をしない玲くんに話しかけているのはやっぱり、辛かった

そして、水翔も陽一さんも次第に元気を無くしていった

事態が変わったのは2週間たった後だった。

、、、ここ、どこ、?

水翔

玲っ!?

陽一

玲、、?

、、、お兄ちゃん、?

水翔

!!!

陽一

!!!

水翔

玲、、おかえり

うわぁぁん!!

その場に私はいなかったけど、玲くんは、ただ、ひたすら泣いていたそうだ

奏海

っはぁ、っはぁ、玲くんっ!!

あっ、、お姉ちゃん!

奏海

ギュ

ギュ

ありがとうっ!

ニコッ

奏海

〜〜〜〜〜!!うんっ!

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