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虚
虚
虚
虚
やっと学校が終わり正門へ向かった
ダッシュで正門に向かうとエマの背中が見えた
少し教室出るのを遅れてしまいエマを待たせてないか心配だった
流華
私がそう叫んで呼ぶと 笑顔で元気に振り返った
エマ
流華
エマ
エマ
その言葉を聞いて良かったと思い胸を撫で下ろした
エマ
流華
そう返事をすると私の手を握って思いっきり引っ張って来た
一瞬よろめいたが何とかバランスをとった そしてエマと手を繋いで浴衣を買いに、大通りへ向かった
エマの温かい手と私の冷たい手が触れ合ってとても心地のいい温度だな、なんて気持ち悪いことを考えてしまった
学校の近くは住宅街だったが、少し歩いてただけですぐに高いビルなどが見えてきた。
しばらく歩いて目的の場所に着いた
とても大きなショッピングモールが堂々と建っていた
恐らく1人になったら迷子になるだろうと思った
店の中は人が沢山いた
私達はエスカレーターを使い2階へ行き、とてもオシャレは洋服屋さんを横目に見ながら、どんどん入口から遠ざかっていき、5分ぐらい歩き進み今回の1番目的、浴衣屋さんに着いた
夏祭り前だからか店内にはたくさんの老若男女がいた
店内に入り、どれがいいとか、これが可愛いとか話しながら、気に入る浴衣を探した
でもサイズとか種類とか沢山あって中々決まらずにいた
そんな時、お店の定員さんが話しかけてきた
定員
エマ
エマ
定員
エマがこっちに振り返って小声で「どうする」と聞いてきた。私はどちらでも良かったが、このままだと一生決まらないような気がしたので「選んで貰おう」と言った
そして「そうだね」と答えが返って来て定員さんにお願いした
にしてもこの店の定員さんはすごいよ。
初めて会ったのにも関わらず、浴衣の色とか柄とかドンピシャで似合うものを選んできて
選択範囲が定まったことにより選びやすくなった
エマ
急にエマが大きな声を出してきて体に電気が走ったようだった
エマがいるとこを見ると両手に浴衣を持っていた
片方は白い色の生地に青い金魚と花の透き通るようなイラストが描かれていた
もう片方はピンク色の生地に綺麗な赤いイラストが描かれていた この浴衣はエマに似合うだろう
流華
エマ
流華
そうして定員さんに頼んで試着をした。
試着室の鏡に映る浴衣を自分を見て自分的にもとても私に似合うと思った
カーテンを開けて定員さんとエマに自分の姿を見せると2人とも「すごい可愛い〜」とか言ってきた
正直そう言われて嬉しかった
流華
流華
エマ
エマ
お互い納得がいき、定員さんに「これでお願いします」と言い、レジに向かい、真一郎から貰ったお金でお支払いをした
これで今日の私達の目的は果たした 現在時刻を見てみるとまだ時間があったので少し寄り道をすることにした
ショッピングモールから出て5分くらい歩くとまた違った通りが見えてきた
エマ
エマ
エマ
エマ
と、1店舗ずつ、説明をしてきた
恐らくこの通りによく来るのだろう お店の人や、メニュー、どんな特徴があるか、とか、細かく説明をしてくれた
なんだかガイドさんといる気分だ
長い説明話を聞いている最中突然私の体が動かなくなった
私が急に止まるからエマが心配そうに近寄ってきた
足が動かない…
エマ
エマ
流華
何とか進もうと前を向いて足を前に出した時、全身が震え、鳥肌が立ち、また足が固まった
私はあまりにも突然な事で怖くなり、縮こまってしまった
その様子を見たエマはとりあえず端っこのベンチに私を連れてった
そしてマイキーだろうか、誰かに電話をしているようだった
エマ
エマ
流華
流華
エマ
それからエマは私の近くにいてくれて安心感があった
10分もしないうちにマイキーが来た
それからドラケンも来た
多分一緒に遊んでいたのだろう
マイキー
私の名前を呼び、とにかく抱きしめてきた。息が苦しいくらいに
流華
そう言うとマイキーはすぐに離れ、「ごめん」と言った
するとマイキーが勢いよく立ち上がった
なんだか辺りを見渡していた。そして何かを察したようだった
でもそれはなんなのか私には分からなかった
マイキーは焦った様子で私をおんぶして走った
それを追いかけるように、エマとドラケンも走った
気づけば私は部屋のベッドに寝ていた
さっきまでの体が動かない感覚や、震えはもう無くなっていて一安心した
体も動くことだし、マイキー達に心配をかけたことを謝ろうとベッドから出て下へ向かった
階段を降りていた途中、マイキー達の話し声がした
その会話の内容は聞いて驚くものだった
マイキー
エマ
エマ
エマ
エマ
え、
マイキー
マイキー
その話を聞いて、気づけば飛び出していた
そして思いっきり転んだ
流華
いきなり私が飛び出てきて転んだことにマイキとエマはとても驚いていた まあそれは当たり前か
流華
そう問いかけた マイキーは1度ため息をついて答えた
マイキー
マイキー
だいたいの人はこういう時どんな反応をするのだろうか 泣いたり驚いたりするのだろう
だけど なんだか私は驚きもしなかった 納得 それだけだった
なるほどね だからあんなにも体が動かなかったんだ つまり拒否反応というとこだろう
それにあれか、 私自身が覚えてなくても体が覚えていたという感じか
理解理解
私はある程度頭で整理をして1度思考を切り、マイキーとエマに目線を向けた
マイキー
流華
流華
マイキー
流華
流華
そう 今回のことをこのまま流すよりこれを有効活用をする
そうすればちょっとした記憶でも思い出せる
それにこれは私の弱い気持ちを打ち消すために立ち向かう為でもあるのだ
流華
流華
流華
マイキーとエマは2人で少し悩んでる様子で意見が対立しているようだが、少しして意見が一致したような様子になった
マイキー
マイキー
マイキー
流華
こうして夏休みは始まった
きっと沢山の苦しみが待ってるであろう
虚
虚
虚
虚