それは突然のことだった。
「ナイッサー!!」
「レフトレフトー!」
シューズと床が擦れる音が響く。
次々と移動するボールに
昔は目が散らばっていたけど、
今では目で追うくらい造作もない。
全授業が終わって、夕方。
幼馴染と一緒に帰るべく、
今日も今日とて部活見学。
見学と言っても 私は男バレに入る気は無いし、
男バレの人達もいつもの事だと 文句ひとつ言わない。
今日はたまたま他校と練習試合で、
赤いユニフォームとネットを挟んで、
緑のユニフォームが連なっていた。
「ナイスキー!」
孤爪研磨
クロ
バシン!と床にボールが落ちる。
ちょうど私の幼馴染が 点を取ったみたいだ。
黒尾鉄朗
!
三毛屋〇〇
👋🏻
と、その幼馴染と目が合う。
幼馴染…テツこと黒尾鉄朗は、
私を見つけるなり 嬉しそうに笑って、
黒尾鉄朗
✌🏻
満面の笑みでピースを突き出した。
三毛屋〇〇
!!!
パチパチッ
その瞬間、パチパチと何かが弾けた。
時が止まったように、
その笑顔が目に焼き付いて。
三毛屋〇〇
っ、
まるでソーダを一気飲みしたみたいに
胸が苦しくなった。







