TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

マイケル

...

ニック

...

バッカス

...

リサルサ

...

皆、不穏な空気で黙り込んでいる。

マイケルは頭を抱えて、ニックは教室の窓を凝視し、バッカスとリサルサはお互いに抱きしめ合っている

マイケル

...

マイケル

なぁ...

ニック

...

ニック

どうした...

マイケル

殺してくれ

ニック

えっ...

バッカス

...いきなり、何言ってるんですか...

ニック

そうだぞ...マイケル

ニック

今更そんな事言うんじゃねえ

マイケル

マイケル

だって仕方がねえだろうが!!

マイケル

俺は人を殺した、しかも仲間の一人をだ!!

マイケル

そんな野郎に...罰が与えられるのは当然だろ!!

ニック

だからってお前まで殺せってか!?ふざけるな!!

ニック

誰か殺すかよ!!殺してたまるかってんだ!!

バッカス

二人とも...落ち着いて...

ニック

大体な!お前を殺した所で何になる?

ニック

仲間が減るだけだろうが!!

ニック

死なさねえ...死なせてたまるか...!!

マイケル

どうしてだ!!俺は罪を償いたいんだ!

ニック

だったら生きろよ!!

マイケル

ッ...!

ニック

彼女の分まで...生きろよ!

マイケル

...

マイケル

くそったれめ...

バッカス

だから落ち着いてくださいって!

バッカス

今、言い争っても互いの関係が悪くなるだけですし、何より...

リサルサ

...

バッカス

この子が怯えてるでしょうが!!

マイケル

...

ニック

...

マイケル

すまない...俺、ちょっと憂鬱になってて...

ニック

いや、俺も感情が高ぶってしまった...許してくれ

マイケル

...

マイケル

どちみち死ぬ運命なら...

マイケル

二人とも、ちょっと出掛けてくる...!!

ニック

え?

マイケルは教室を抜け、走り出した

ニック

あ、おい!

バッカス

ニックさん!

ニック

なんだよ?

バッカス

外、大量のゾンビが...

ニック

何!?急いでここを出るぞ!中に入ったら面倒だ!

三人も教室から出口へと向かった。

マイケル

はぁ...はぁ

マイケル

今...なれるか...?

彼は、また怪物の姿へと変貌し

高く飛び、辺りを見渡す。

あそこだな!

彼は何処かへ向かった。

ニック

畜生!

ニック

わんさかいやがるな...!

バッカス

くっ...!この数、どう対処すれば...

ニック

行け!

バッカス

へっ!?

バッカス

何いってんですか!?

ニック

俺が奴等を引き付ける!お前はその隙に逃げろ!

バッカス

で、でも...

ニック

いいから早く行け!!

バッカス

...

バッカス

分かりました...

バッカスはリサルサを連れて行った

ニック

(...まさか、あの教室で手榴弾を見つけるとはな...)

ゾンビ達はニックの目の前にまで来た所で、彼はセーフティロックを外す

ニック

安心しな...俺もあの世に行くぜ...

ニック

ただしお前らも、もう...さ迷う必要はねえからな...

バッカス

はぁ...はぁ...行けって言われたけど...何処に行けば...

その瞬間、バッカスの耳元に大きな爆発音が聞こえた。

バッカス

...

バッカス

...ニックさん...

彼は心の中で悔やんではいるが、それを我慢して、今に集中した。

バッカス

ん?あそこは...

近くを見るとリサルサを見つけた研究所がそこにはあった。

バッカス

リサルサちゃん。あそこに行こう

リサルサ

...

リサルサ

うん

彼女は何故か渋々返事をした。

バッカス

やっぱり薄暗いな...

中に入ると異様に暗さと静けさが相まって恐怖を引き出していた。

リサルサ

...怖い

バッカス

僕の側に...大丈夫。絶対に守ってみせるから

リサルサは彼に抱きつくと、バッカスの一言で少し温もりを感じていた。

バッカス

...これは...!?

彼と彼女の目の前には多くの死体が転がっていた。

そしてそのどれもが自衛隊か軍人のようなイメージを受けた。

バッカス

(助けに来たんだろうけど...あのミュータントっていう化け物に殺られたのかな...)

リサルサ

あ...ああああ...!!

彼女は突如、頭を抱えて怯んだ声で

リサルサ

わ...たし...が...

バッカス

!?、どうしたの!?何処か具合でも悪いの!?

リサルサ

ころ...した...

バッカス

殺した...?殺したって...まさか

リサルサ

はや...く...逃げて...じゃないと...このまま

彼女は、その時――

マイケルと同じ、《ミュータント》に成り変わってしまった。

バッカス

...

バッカス

...嘘だ

バッカス

こんな...こんな事って...

バッカス

(でも現実なんだ...)

バッカス

(よくよく考えれば)

バッカス

(僕に噛みつこうとしたり...マイケルさんが怪物になって暴れていても冷静だったのも...)

バッカス

...

バッカス

そっか...

バッカス

アハハ...

バッカス

薄々分かってたんだね...

バッカス

自分の身に何かが起こってた事を...

怪物は彼に襲いかかろうとした瞬間。

ギリギリの所で攻撃が止まった。

バッカス

え?

さらに怪物はバッカスとの距離を離し、何かと戦っているような様子だった。

バッカス

自我がある...!?リサルサちゃん!

バッカス

いいんだ!無理しないで!

バッカス

僕は君がどんな姿に変わっても受け入れるから...

バッカス

だから...我慢しなくても...

バッカス

いいんだよ...

怪物は彼の声に反応したのか、彼をじっと見つめた。

バッカス

...リサルサちゃん

バッカス

君はホントにすごい子だよ...

バッカス

本当に...

《リサルサ》はバッカスに向かって飛びかかる。

そして彼の首もとを食らった。

だがバッカスは彼女の頭に触れ、優しく撫でる。

バッカス

よ...し...よ...し...いい...子...だ...ね

彼はそのまま、動かなくなった。

この作品はいかがでしたか?

47

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚