[完]【BL】片想いじゃ、ダメですか？

このお話は、 「中学生じゃ、ダメですか？」 と 「１８才じゃ、ダメですか？」の

間のお話です。 ※BLを含みます。 ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

夢を見た…

守が急に、 あんなことを言うからだ

ー中学生の頃ー

僕はまだ 野球部だった

と言っても、 みんなのサポートで

いつもベンチから みんなを見ていた

突然話しかけられて 正直、驚いた

守は僕と 別のクラスで

話をするのは、 初めてだったから

野球なんてもう 辞めるつもりでいた

日に日に 大人になっていく クラスメイト達から

目が離せなくなって いたから…

丸みを帯びていく オンナノコよりも

男らしくなっていく 男子達を 見てしまう自分に

僕は心底、 ゾッとしていた

約束の時間が 近い

僕は 歩いて１０分と かからない 守の家へ向かった

ー椎名守の家ー

ピンポーン♪

あれ？

玄関に、靴がある

しかも、高校生が はくような いかにも学校指定のローファーだ

わざとらしく 茶化してみる

守がつい最近、 「中学生を待たせている」 なんて 言い出したからだ

守の家に居たのは 男子高校生だった

何となく 事態がのみ込めた

守はチラリと 高橋光を確認してから うなずいた

そういうこと 言われると… 結構、落ち込むんだけどな

そう、だよね…

苦い記憶が よみがえる

守はきっと 僕と同じ事を 繰り返さないために

僕と高橋光を 会わせたんだろう

ビクリと、 高橋光の肩が震えた

高橋光は、 始めはゆっくりと

途中から 急ぎぎみに、話をした

キスの、真似…？

ジロリと 守をにらみつける

今の中学生は、 おませさんだなぁ

守には ああ言ったけど

何となく、 このままで 終わらない気がした

続く

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※デリケートなお話なので、表現には気をつけました。

ただ、わたしの知識不足で、不快に思われた場合は 読むのを止めて下さい。

あかいとまと🍅