やっと帰ってこれた
親は…まだ居なかった
今日も遅くなるのだろうか
遥陽
( はぁ……… )
賑やかさもあっという間に無くなる
明日になるまでは退屈だ
遥陽
早く明日になれよ…
そう思っていた
( 着信音 )
遥陽
誰だよ…
遥陽
…………伊澄…?
相手は一番の友人だった
退屈だから話してやろう
伊澄
ぁ、もしもし?
聞き馴染みのある声
安心する
遥陽
もしもし
遥陽
どうしたんだよ
伊澄
ぁー、…二葉いるだろ?
二葉…??
遥陽
( 誰だよそれ )
遥陽
二葉って…誰?
伊澄
( マジかぁ…流石に下の名前なら )
伊澄
なら、藍ならわかるか?
" 藍 "という名前
頭に響く声の人だ
遥陽
藍か
遥陽
それがどうしたんだよ
伊澄
藍が遥陽と連絡先知りてぇって言ってんだよな
遥陽
( あんな人が? )
流石に失礼だけど
スマホは持っていないと思い込んでいた
遥陽
別に教えてもいいけど…
伊澄
だと思ったわー
伊澄
言いたいことこれだけな
遥陽
また明日…、
伊澄
またな~
遥陽
ぁ、追加されてる…
ヨロシクねぇー
藍らしい言葉だ
遥陽
…笑
思わず笑みを零し返事を返した
遥陽
こんなんでいっか
遥陽
っあ…もう22時…
藍と話すのは楽しかった
気付けば22時を回っていた
遥陽
寝るかぁ…
仕方なく「おやすみ」と返し寝室に向かう
遥陽
明日…なんか言われそうだな
疲れた
部屋についてすぐにベッドにダイブした
遥陽
今日もやっと終わる…
遥陽
寝るかぁ………
いい夢見れますように