ー翌朝ー
遥陽
はぁ…また学校
遥陽
休みたい……
ズル休み…でもしよう
はーるくーーんッ
頭に響く声
遥陽
藍……か
遥陽
わざわざ呼びに来たのかよ………
遥陽
行ってやるか……
藍
遅いなァ…
藍
もう3分も待ってるのにィ…
ガチャ
遥陽
何しに来たの…??
藍
ェ、そりゃ迎えに決まってるじャァん
呼んだ覚えはない…
遥陽
そう…ありがと
藍
よしッ、行こいこー
空気を読んで欲しい
それでも何気に楽しめるからいいけど…
遥陽
はぁ…疲れた
藍
ため息ついたら幸せ逃げるよォ
遥陽
っは……何それ笑
楽しい
伊澄と居る時よりも話が弾む
気付きたくなくこの気持ちに蓋をした
相変わらず教室はうるさい
頭が痛くなる
遥陽
はぁ……
伊澄
どーした
伊澄
機嫌悪いんか
遥陽
別に……
伊澄
嘘つけ
伊澄
教室がうるせぇからそうなんだろ
エスパーだ
俺という俺を知り尽くしている
遥陽
まぁ…そんな感じ
伊澄
やっぱr……
藍
なァに話してるのォ、??
伊澄に被せるように話してきた
絶対わざとだ
伊澄
テメェ……
伊澄が珍しくキレている
遥陽
教室がうるさいって話…
藍
ヘェ…遥くん苦手なんだッけェ?
遥陽
まぁ……
遥陽
こういうの苦手で…
藍
逆にウチ好きかもォー
ふと横に視線をやる
2人を見ている周りの目が痛かった
今すぐ図書室に行きたい
あと少しの辛抱だ…
遥陽
人それぞれだから…
伊澄
まぁそうだな
藍
個性大切ー!!
………、