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第二話 助けたい気持ち
…ぅ……
に…さ…
にうさん！！
艿兎
おわっ！？な、なに！？
蒼空
いや…全然反応しないから…
艿兎
ご、ごめん…なんか話してた、？
莉灯
ビデオ、付けっぱなし
艿兎
え！？…わ、ほんとだ
艿兎
充電が…
天羽
にうねぇおっちょこちょいだねーw
智恵瑠
充電切れる前に保存しよ！
明莉
消えたらトマトやけ食いすることになる！！
莉灯
ぅわ…早く保存してにうさん
明莉
え、！？トマトが可哀想！！
蒼空
トマトに可哀想なんてあるの、？
智恵瑠
ーーーw
天羽
ーーーー！！
蒼空
ーー…
艿兎
(黒の暗殺者、世間的には悪者とされ怖がられ批判され…)
艿兎
(それでも殺しを辞めないメンタル…)
？？？
(ただでさえつまらないこの世界なのに自分の時間を人の為に使う…)
？？？
(自分は沢山の時間を使ってるのに相手からはお礼の言葉それだけ)
？？？
(んなのつまんねーだろ、)
？？？
はぁ〜、
艿兎
どうして
？？？
そんなに
「楽しく思えるの？」 『楽しいか？』
？？？
…どうかしましたか？
？？？
…いや、なんも
？？？
…そうですか
？？？
しっかりしてくださいね、赤…いや
？？？
“文翔さん”
文翔
…わかってるー
？？？
わかってないですよねそれ
文翔
いやぁ？？…そういう独(ひとり)は、…“紫サン”はどーなん？
紫
しっかりしてるに決まってるでしょう？
紫
自分は副リーダー的存在なのですから
紫
とにかく、早く殺りにいきますよ
文翔
へーい
文翔
今日はどこなん？
紫
えーと…〇〇区に住む△△の暗殺
紫
そして殺害時間は外にいるそうなので、森に誘き寄せてから殺しましょう
紫
殺害方法は銃殺希望らしいので
文翔
俺の仕事かー
紫
死体処理してすぐに仕事にもどるので早めにお願いしますね
文翔
へいへーい
文翔
（フードはちゃんと被って…るなよし、）
文翔
（えーと確かここら辺に…）
ターゲット
〜〜〜
文翔
（…アイツか）
文翔
（どう引き込もうか…）
文翔
すみませんそこのお兄さん
ターゲット
はい？
文翔
あの…ここまで案内してくださいませんか、？友人の家に行きたくて…
ターゲット
いいですけど…こんな森の中、大丈夫なんですか？
文翔
はい！友人の家には既に数人いるので
ターゲット
なるほど、分かりました
ターゲット
こっちですよ
文翔
ありがとうございます！
ターゲット
えぇっと…ナビによるとおそらくここら辺を…
文翔
すみませーん
ターゲット
はい？どうし＿
ﾊﾞﾝｯ
ターゲット
あ"ｯ！？
文翔
どーもありがとうございました〜ｯ！！
紫
…終わりましたか、
文翔
おう、死体処理よろしくー
紫
少しは手伝ったらどうです…？
文翔
…しーらね
紫
はぁ…
文翔
…てか、俺は殺すことしか興味ねぇし、死体処理する気なんかねぇよ
紫
…はいはい
紫
じゃあ自分もう行きますから、任せましたよ
文翔
んー
ｽﾀｽﾀ…
文翔
なぁ、何してんのそこで
？？？
ｯ！？
文翔
暗殺者の俺が気付かねーわけねぇだろ
文翔
てか、さっきのやつやん
？？？
…
艿兎
…君はどうして暗殺者になったの？
文翔
あ？
文翔
んなの殺しがしたかっただけだよ
？？？
どうして殺しがしたくなったの？
文翔
…あーめんどくせぇな、お前
文翔
…んなのこんな世界がつまんねーからだよ
艿兎
…そ、う……
文翔
てか黒の暗殺者殺さねーとか馬鹿だな
艿兎
…あ！？
文翔
んじゃ！！
文翔
…結局復讐出来てねぇや、
ﾀｯﾀｯﾀｯ
艿兎
うぅ…そうだった…
艿兎
…でも、
艿兎
やっぱりなにか理由があるんだ…
艿兎
悲しくて辛い過去が
艿兎
…なら助けなくちゃ
艿兎
白の救済者として
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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