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こんがらがるね
ちょうどいい背景が見つからない時があるのであらかじめご了承ください。🙇
街の人
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街の人々の歓声が痛い。
俺は父上が用意した「台本通りの正義」を演じることに疲れ果て、夜逃げ同然で家を出た。一振りの剣を杖代わりにしあてもなくただ歩いた。
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その時、路地裏でうずくまる少年を見つけた。
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街は地獄だ。すれ違うたびに、見知らぬ誰かのドロドロとした本音が頭に突き刺さる。 (「この靴、高いのに汚れた」「あの女、ムカつく」「死ねばいいのに」……)
耳を塞いでも無駄だった。声は直接脳に突き刺さる。
俺は壁に頭を打ち付け、意識を逸らそうとした。その時、真っ白な「無音」が俺の世界を包み込んだ。 顔を上げると、一人の少年が心配そうに俺を覗き込んでいた。
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驚いた。この男の心からは、濁った音がしない。ただ「助けたい」という、バカみたいに純粋な光の音だけが響いている。
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広場の噴水。僕は、水辺で踊る精霊たちとお喋りをしていた。
「ねえ、あっちから面白い音が聞こえるよ」 小鳥が僕の耳元でささやく。
見ると、眩しい光を纏った少年と、耳を塞いで震えている少年が歩いてくる。 それだけじゃない。少年の後ろには、ずっと昔に捨てられたはずの「約束」の精霊が、寂しそうに付いてきていた。
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こうして、嘘のない少年と、風を聴く少年、そして後悔を抱えた騎士。 噛み合わない三人の旅が始まった。