貴方に渡す、少し苦くて甘いチョコレート

朝が来た。今日は特別な日

「バレンタインデー」

この日のためにたくさん頑張ったんだ

今の時間は7時20分。

あと30分時間はある。 その間に髪型もメイクも バッチリ決めないと！

今になって自信が無くなる

でも、エマのためにも、私のためにも…！

ほんと、私の妹は

最高だ。

学校に着いた。 なんだかエマのおかげで心が澄んでる

怖い。すごく怖いけど家族 全員で応援してくれたんだ。

勇気をだしてそう言ったら…

成功。あとは思いを伝えるだけ…

授業が終わり、 屋上へと続く階段を上る

階段には夕日が映し出されており、 黄金色に輝いていた

ガチャ＿＿。

屋上に行くと、君はもうそこに 立っていた。

きっと君はもう何話すか 分かってるんだろうな…

今日の朝机にたくさん他の子からの チョコレート沢山だったし…

そう思うと言葉が詰まる。 涙が少し滲む

勇気をだして！

すると君は

ここからが本番。

大好きです。 私と付き合ってください＿＿

言った。言ったよ私。

少しの沈黙が私は すごく怖かった。

でも君はすぐに口を開いて＿

どういうこと…？

涙が、溢れた。

抑えきれないごちゃ混ぜになった 感情が溢れ出す。止まらない

今日、私は片思いを卒業した。

勇気を振り絞って、 一か八かの挑戦

ほんと、チョコレートみたいに 少し苦いけど、苦しかったけど

最後は甘くて、幸せな ハッピーエンドでした。

貴方に渡す、少し苦くて甘い チョコレート

🅔🅝🅓