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エレベーター
夏祭りと夜の海から戻って、ホテルの廊下に戻る頃には、 僕たちの足元は少しだけ砂でざらついていて、 それすらもなんだか名残惜しかった。
高橋 昂(たかはし こう)
鈴木 詩音(すずき しおん)
夕飯はバイキング
みんなお皿を持って好きなものを沢山入れている。テンションが上がってる。
その中で僕は、ステーキを控えめに1枚、 ミネストローネとサラダ、あとはちょっとだけ唐揚げを取ってテーブルへ。
高橋 昂(たかはし こう)
五月 柊(さつき しゅう)
鈴木 詩音(すずき しおん)
鈴木 詩音(すずき しおん)
鈴木 詩音(すずき しおん)
高橋 昂(たかはし こう)
あとから佐藤君も席に合流した
佐藤 律(さとう りつ)
佐藤 律(さとう りつ)
高橋 昂(たかはし こう)
五月 柊(さつき しゅう)
五月 柊(さつき しゅう)
山盛りついでいる佐藤くんと高橋くんは、本当にこんなに食べれるのだろうか
五月 柊(さつき しゅう)
ガタッと席を立つと、佐藤くんが俺も行くと席を立つ。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
五月 柊(さつき しゅう)
こんな何気ない会話に少し楽しいと思う。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
五月 柊(さつき しゅう)
鈴木 詩音(すずき しおん)
高橋 昂(たかはし こう)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
佐藤 律(さとう りつ)
さっき食べたのとまた同じものを咀嚼する。 よりによって俺が食べたのと同じやつを選んでたし。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
男子だらけの大浴場は、 やっぱりというか、想像以上に騒がしかった。 桶を投げそうになるやつ。 シャワーの水をかけ合ってるやつ。 背中をゴシゴシ流し合ってるやつ。
この雰囲気が修学旅行っぽいなと、ちょっと嬉しく思う。
俺は端っこの方の静かなところを選び、シャンプーをしながら今日あったことを思い出してみた。
思い出すと、胸のあたりがじわっと熱くなる。
五月 柊(さつき しゅう)
自分が、いつもより少しだけ浮かれてるのを自覚して、 湯を頭からかぶってリセットしようとした、そのとき。
佐藤 律(さとう りつ)
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
彼は僕の隣に腰を下ろして、 桶にお湯をためながら、ちらっとこっちを見た。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
隣で泡を落としながら、 律はふと、僕の方を見ずに言った。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
思わず反射的にそっちを向くと、 律はあくまで無表情を装って、タオルをすすいでいた。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
背中を軽くタオルで撫でられる感覚。 思ったよりも雑じゃなくて、 律の手が真面目に、静かに動いていた。
佐藤 律(さとう りつ)
五月 柊(さつき しゅう)
五月 柊(さつき しゅう)
佐藤 律(さとう りつ)
洗いながら、少しだけ考えてしまった。
佐藤くんは優しい。
別に、特別扱いされてるわけじゃないと思う。 多分、誰にでもああいう感じなんだろう。 ……いや、ちょっとだけ“違う”気もするけど。
五月 柊(さつき しゅう)
そう思って自分に言い聞かせる。
ただのクラスメイト。 ただの同じ班の男子。
……そのはずなのに、 彼の“何気ない”が、やけに頭に残るのは、なぜだろう。