惹かれていく心

授業が始まったが内容が入ってこない 頭の中は目黒の事でいっぱいだった

意地悪で耳触るとか意味分かんねぇ…///

目黒が触れた所に 自分の手をそっと当てる 今朝の事を思い出し 鼓動が早くなった

急に恥ずかしくなり 校庭に目をやる すると見慣れた姿がそこにあった

目黒は見事にゴールを決めた

かっこいい… …っ///

目黒と目が合った 逸らそうとした時 目黒は皆にバレないように 小さく手を振ってくれた

俺も小さく手を振り返す 目黒は嬉しそうに笑った すると 口パクで何かを伝えてきた

ドキッと胸が鳴る 俺は小さく頷くと目黒は笑顔を向け 走って行った

気がつくと授業が終わり お昼休み

俺を見つけ笑顔になる これも当たり前になった 俺は目黒といつもの場所に向かった

お弁当を食べ始めたが 沈黙が流れる

ヤバい… いつもどんな会話してたっけ？… 話の話題…どうしよ…

朝あんなに普通に話せてたのにな… どうしたんだろ…俺

ご飯を食べ終わり 何もする事が無くなった

名前を呼ばれ目が合う 当たり前の事なのに それだけで何故か緊張してしまう

可愛いなと思った その瞬間 不意に頬が緩んだ

俺は咄嗟に顔を軽く下に向けた

すると 目黒が目の前に座り 少し首を傾け 俺の顔をのぞきこんできた

至近距離で目が合う

ドキッと胸が鳴る

一瞬体が動かなかったが 直ぐに顔を伏せた

なんだよそれ…/// ていうか心臓の音やばい… 落ち着け…落ち着け俺