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昔から

あの子のことが好きだった。

どうしようもないくらい可愛くて

無邪気で、幼いところもあるけど

急に大人な一面を見せてきたり。

運動は出来るけど

勉強は少し苦手なところとか。

全てが、愛おしかった。

だから、その子に告白した。

ない💕

俺と…付き合って下さい!///

りう❤

えっ…///

その時の君は顔を真っ赤にして

両手で顔を隠しながら

りう❤

俺でよければ…
お願いします…///

告白に了承してくれた。

ない💕

本当に!?
ありがとう、
りう❤!

その時の俺は嬉しすぎて

りう❤の事をお姫様抱っこしたぐらいだった。

りう❤

ちょっとないくん!?///

その時の君も可愛くて。

ない💕

りう❤は可愛いね!ニコッ

りう❤

〜っ!!///

りう❤

俺は可愛くない!
かっこいいの…///

ない💕

はいはいw

ずっと、ずっと離したくなかった。

それからはお家デートなんかもした。

りう❤

お邪魔しまーす!

ない💕

どうぞ〜w

りう❤

うわぁ〜…✨
ないくんの家、
意外と綺麗!

ない💕

意外とって何だよ!w

りう❤

だってさ〜w

いつも他愛のない会話をして

同じ時を過ごしていた。

りう❤と過ごす時間が

とても幸せだった。

なのに、神様は

俺たちを引き離した。

ある日の学校の帰り道。

俺はりう❤と一緒にいた。

この時は会話に夢中で

後ろからスピード違反で突っ込んできた トラックになんて

気が付かずに

キキーッ!!!(ブレーキ音)

りう❤

え…?

ない💕

何…?

バンッ!!!(轢かれた音)

りう❤

っ…!!!

ない💕

痛っ…!!!

俺たちは、轢かれてしまった。

その後の記憶は残酷で

今も思い出したくない思い出だ。

俺は目が覚めると病院のベッドにいて

医師がいろいろな説明をしてくれた。

俺たちは交通事故にあった事。

事故にあってから、 約3週間は眠っていたこと。

俺は右足の骨折で済んだけど

りう❤は頭を打ってしまって

つい先程、亡くなってしまったこと。

ない💕

え…ポロポロ

俺は涙を流し、 この残酷な状況に追いつけないまま

医師にりう❤のもとへと 連れて行かせてもらった。

俺は右足の痛みなんか忘れて

そのまま歩いて りう❤のもとへと向かった。

ない💕

りう❤…?

俺は、か細い声で 最愛の人の名を呼ぶ。

りう❤

…。

でも、君は目を覚まさなくて。

顔は白い布で覆われていた。

医師に 「りう❤の顔を見させてくれませんか」と 頼むと

医師は俺に微笑みながら、 ゆっくりと頷いて布を取ってくれた。

ない💕

あぁっ…!!ポロポロ

りう❤の顔は、傷も綺麗に治されて

化粧もされていた。

綺麗に整った君の顔。 少し笑っているように見えて

俺はりう❤の顔を 手でそっと触りながら

何度も何度も 君の名前を呼んでは 涙を流した。

自分の病室に戻った後も りう❤のタヒが受け入れられなくて

涙も出なくなってしまった。

不意に俺は、 目が覚めた時に医師が告げた言葉を思い出す。

「りう❤さんは、先程亡くなられました。」

先程…と言うことは、 俺が目覚める寸前に亡くなったということだった。

…何故、俺ばかりが 助かるのだろう。

りう❤がタヒんで、 何故俺が生き残るのか。

訳が分からなくて。

俺は真夜中に 病室から抜け出した。

ない💕

ハァッ…ハァッ…

随分遠いところまで来た。

歩く度にズキズキと痛む右足に いらいらしてしまっていたぐらいだ。

そして、俺はひたすらに山を登った。

しばらくすると 山の崖に着いた。

その時に俺は ふと上を向いた。

ない💕

…!!

ない💕

綺麗…ボソッ

空は満天の星空だった。

1つ1つの星の輝きが 俺にはとても眩しくて

目を閉じてしまったぐらいだった。

そして俺は、星に願った。

ない💕

俺が例え
傷付いたとしても、
りう❤は笑って
いられますように。

ない💕

大好きな人と、
また出会えて…

ない💕

…来世は2人で、
幸せな日々を
過ごせますように。

ない💕

…最期に、今から
りう❤のところに
逝けますように。

俺は星に3つの願いを告げて

ない💕

…よし!ニコッ

ない💕

待っててね、りう❤!

最期の笑顔を浮かべて、 最愛の人の名を呼びながら

ない💕

タッ…!(飛び降りる)

俺は崖へと身を投げた。

来世は、幸せに。

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335

コメント

4

ユーザー

いや😫 なんて悲しいんだ!! いやぁー したからみてます〜

ユーザー

すてき👍

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