この作品はいかがでしたか?
300
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昔から
あの子のことが好きだった。
どうしようもないくらい可愛くて
無邪気で、幼いところもあるけど
急に大人な一面を見せてきたり。
運動は出来るけど
勉強は少し苦手なところとか。
全てが、愛おしかった。
だから、その子に告白した。
ない💕
りう❤
その時の君は顔を真っ赤にして
両手で顔を隠しながら
りう❤
告白に了承してくれた。
ない💕
その時の俺は嬉しすぎて
りう❤の事をお姫様抱っこしたぐらいだった。
りう❤
その時の君も可愛くて。
ない💕
りう❤
りう❤
ない💕
ずっと、ずっと離したくなかった。
それからはお家デートなんかもした。
りう❤
ない💕
りう❤
ない💕
りう❤
いつも他愛のない会話をして
同じ時を過ごしていた。
りう❤と過ごす時間が
とても幸せだった。
なのに、神様は
俺たちを引き離した。
ある日の学校の帰り道。
俺はりう❤と一緒にいた。
この時は会話に夢中で
後ろからスピード違反で突っ込んできた トラックになんて
気が付かずに
キキーッ!!!(ブレーキ音)
りう❤
ない💕
バンッ!!!(轢かれた音)
りう❤
ない💕
俺たちは、轢かれてしまった。
その後の記憶は残酷で
今も思い出したくない思い出だ。
俺は目が覚めると病院のベッドにいて
医師がいろいろな説明をしてくれた。
俺たちは交通事故にあった事。
事故にあってから、 約3週間は眠っていたこと。
俺は右足の骨折で済んだけど
りう❤は頭を打ってしまって
つい先程、亡くなってしまったこと。
ない💕
俺は涙を流し、 この残酷な状況に追いつけないまま
医師にりう❤のもとへと 連れて行かせてもらった。
俺は右足の痛みなんか忘れて
そのまま歩いて りう❤のもとへと向かった。
ない💕
俺は、か細い声で 最愛の人の名を呼ぶ。
りう❤
でも、君は目を覚まさなくて。
顔は白い布で覆われていた。
医師に 「りう❤の顔を見させてくれませんか」と 頼むと
医師は俺に微笑みながら、 ゆっくりと頷いて布を取ってくれた。
ない💕
りう❤の顔は、傷も綺麗に治されて
化粧もされていた。
綺麗に整った君の顔。 少し笑っているように見えて
俺はりう❤の顔を 手でそっと触りながら
何度も何度も 君の名前を呼んでは 涙を流した。
自分の病室に戻った後も りう❤のタヒが受け入れられなくて
涙も出なくなってしまった。
不意に俺は、 目が覚めた時に医師が告げた言葉を思い出す。
「りう❤さんは、先程亡くなられました。」
先程…と言うことは、 俺が目覚める寸前に亡くなったということだった。
…何故、俺ばかりが 助かるのだろう。
りう❤がタヒんで、 何故俺が生き残るのか。
訳が分からなくて。
俺は真夜中に 病室から抜け出した。
ない💕
随分遠いところまで来た。
歩く度にズキズキと痛む右足に いらいらしてしまっていたぐらいだ。
そして、俺はひたすらに山を登った。
しばらくすると 山の崖に着いた。
その時に俺は ふと上を向いた。
ない💕
ない💕
空は満天の星空だった。
1つ1つの星の輝きが 俺にはとても眩しくて
目を閉じてしまったぐらいだった。
そして俺は、星に願った。
ない💕
ない💕
ない💕
ない💕
俺は星に3つの願いを告げて
ない💕
ない💕
最期の笑顔を浮かべて、 最愛の人の名を呼びながら
ない💕
俺は崖へと身を投げた。
来世は、幸せに。
コメント
4件
いや😫 なんて悲しいんだ!! いやぁー したからみてます〜
すてき👍