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めっちゃ好きですぅ!
俺は💜。 吸血鬼だ。
食事はお察しの通り、人間の血液。
今日もいい感じの子がいないか夜の街を徘徊中。 …でも最近は中々、食事が出来てない。
なんでか…って? それはね、最近の人間は昔に比べて美味しそうな匂いの子が少ないから。
食事させてもらってる身だから文句言うな!って思うかも知れないけど、君たち人間だって不味いものより美味しいものを食べたいでしょ?
という訳で最近は思ったように食事出来てない。 美味しそうな子いないかなぁ、なんて考えてた時、ふわっと甘い香りが漂ってきた。
久しぶりに嗅ぐ美味しそうな匂いを求めて、必死に匂いを辿る。
気付くと辺りに人はいなく、辺りも薄暗かった。
まぁこっちのが、食事しやすいからいいか。
目の前には、俺の追い求めていた甘い香りが。
💜
理性が吹っ飛ばないよう注意しながら、その子に話しかける。
💗
その子が振りかえると、甘い香りが漂う。
俺の喉が、ごくりと音をたてる。
💜
💗
あぁ、やばい……。そろそろ限界かも。
💜
💗
言い終わると同時に、その子を壁まで追いやり、首筋に牙をたてる。
💗
ぶちり、と肉に穴が空く感触と共に頭上で小さくうめき声が聞こえる。
…美味い。 久しぶりだったのもあるだろうが、俺が今まで食べた中では一番美味かった。
💗
必死に抵抗してくるも、力が入っていないから全然効いていない。
すると急に抵抗がなくなった。
気絶してしまったらしい。 ……しまった。美味しすぎてつい我を忘れて飲んでしまった。
このまま放置して帰るなんて出来ないし、この美味しい子を捨てるのはもったいないので連れて帰ることにした。
💗
💜
声がした方を見ると、見知らぬ男が満面の笑みで立っていた。
…いや、見知らぬ男ではない。 その声には聞き覚えがあった。
💗
なんでこの男の家にいるのか、訳が分からずにいると俺の気持ちを察したのか、男は答える。
💜
💜
💜
言っていることの意味を理解する前に、首もとでぶちり、と音がした。