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第12話:女体化なったよ!五条先生6

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第12話:女体化なったよ!五条先生6

1 - 第12話:女体化なったよ!五条先生6

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2022年12月21日

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五条悟

いや〜、野薔薇かっこよかったね〜

虎杖悠仁

ねー!

釘崎野薔薇

(´・ー・`)フフン

伏黒恵

…………

頬に手を当てキャー!とはしゃぐ五条と虎杖

そして誇らしげに胸を張る釘崎

夕日に照らされながら4人は高専へ向かっていた

五条悟

にしても、今日の任務七海代わってくれてよかった〜

虎杖悠仁

あー、だから今日一日中俺たちに付き合ってくれたんだ!

釘崎野薔薇

最近は途中で呼び出されて抜けることあったわよね

特級呪術師である五条は当たり前に多忙だ

そもそも高専で教師をやれる程の余裕は無いし

年間で休みなんかは当然無い

そんな中で1日中遊んで居られるなんて数年にあるかないかだ

それ故、今日の様な日は奇跡と言ってもよかった

伏黒恵

………

五条悟

恵?

伏黒恵

あ、いえ、何も…

虎杖悠仁

伏黒?

釘崎野薔薇

あ!アイツもしかして五条に見とれてるんじゃない?

虎杖悠仁

あ〜…なるほどー

伏黒恵

バッ!そんなんじゃねぇよ!!

ニヤニヤと伏黒を見る2人に堪らず吠える

そしてこんな状況を五条が見逃すはずも無く、

五条悟

へぇ??恵、僕に見とれてるんだ〜???

五条までもが煽り出した為伏黒は正に四面楚歌状態になった

伏黒恵

っ!!…あー!もう、日が暮れそう何ですから帰りますよ!!

顔を若干赤くし、伏黒はやけくその様に叫んだ

伏黒恵

はあ…たっく、アイツら…

夜、一人部屋で伏黒はベッドに寝転がっていた

窓の外はもう真っ暗

オマケに夜は曇りで星1つ見えない

墨汁を垂らしたかの様な真っ暗闇が広がっていた

伏黒恵

チッ…はあ……

お世辞にも良い夜景とは思えず、伏黒は本日2回目の溜息を吐く

寝ようと目を閉じた瞼の裏に今日の出来事を思い描いた

女になっていた恩師と驚く事しか出来なかった自分達

下着を身に着けていないと知り、急いで服屋に向かった

そこでは珍しく顔を赤くして照れる恩師の姿を見れた

その後……

伏黒恵

………

その後の事を思い出して眉間にシワがよる

絡んできた輩に真っ向から勝負を仕掛けた釘崎

自分は見ていただけだった

伏黒恵

……外出るか

寝る気分にはなれなかった

元々電気も付けっぱなしだったし気分転換だった

伏黒恵

五条悟

ん?

まさか薄暗い廊下を歩いてたら会うとは思いもしなかった

五条悟

珍しいね恵がこの時間でも寝ないなんて

伏黒恵

…気分じゃ無かったんで

目の前の先生は相変わらず女

振る舞いだけが何時も通りだった

何時も通り

そう、変わったのは外見だけなのだ

いつか絶対俺が守ると一丁前に思っていながら

肝心な所は役に立てなかった

伏黒恵

五条先生

五条悟

ん、なあに?

守るどころか俺は──

伏黒恵

俺は居ない方が良いんじゃないでしょうか

五条悟

、ぇ

───俺はこの人を傷つけた

五条悟

え?な、何で?

伏黒恵

俺は肝心な時に役に立たない。何時も口先だけで……

全部本心だ。心から俺が思ってる

先生は大きな青の瞳を揺らした。驚愕している

伏黒恵

俺は居ない方が良いんじゃないでしょうか

さっき言った言葉を復唱する

五条悟

何でそう思うの

先生から問いかけられる

伏黒恵

俺の代わりは幾らでも居るでしょう?

本心だ

父親は俺を捨てた

俺は津美希の様に善人になれない

俺は虎杖の様に明るいムードメーカーになれない

俺は釘崎の様に臨機応変に対応できない

俺は先生の様に強く、綺麗になれない

五条悟

スパンッッ

伏黒恵

いっ〜〜!!

良い音が鳴って、俺の頬はビンタされた

伏黒恵

なにをっ

五条悟

抗議しようと声を出し、それを静かに粛される

そして柔らかな手で頬を包まれた

五条悟

恵はね。たまーに自己嫌悪がすぎる事ってあるよねー

五条悟

確かに恵は悠二や野薔薇、僕何かにはなれない。絶対に

五条悟

でもね、僕はそんな恵だからこそ好きなんだよ

伏黒恵

は、

五条悟

恵は誰かの代わりにならなくていい。自分を貫け

静かに、でも力強く言葉を紡がれる

五条悟

津美希みたいにならなくて良い

五条悟

悠二みたいにならなくて良い

五条悟

釘崎みたいにならなくて良い

五条悟

勿論、僕なんかにもならなくて良い

五条悟

恵は世界に1人だけなんだから

白く華奢な手で頬を撫でられる

五条悟

恵はね、恵にしか出来ないことをした

五条悟

恵は悠二と野薔薇を助けた

五条悟

これで役に立てなかった。居ない方が良い。なんて言える?

頭が爆ぜたような感覚がした

沢山の重荷から解放されたみたいに 沢山の悪感情から解放された

視界がキラキラ光って目頭が暑くなる

喉が震え、呼吸が荒くなる

それを我慢してニッコリ笑って言ってやる

伏黒恵

言え、せんね

五条悟

でしょ?

自信満々に悪戯っ子のように微笑む姿に涙腺が刺激される

視界が段々と歪み出し、目の前が霞んでいく

嫌だ、もっと見たい

もっと、この綺麗な世界で1人だけの五条悟を

五条悟

硝子どう?

家入硝子

あーうん。安心しな、術式が消えてる

五条悟

良かったー……

清潔な病室にいるのは家入硝子と男に戻った五条悟

件の術式が消え、五条が女体化したり猫耳が生えたりすることは無くなったのだ

五条悟

本当に良かったよ、割と不便だからねーアレ

家入硝子

だろうな

家入硝子

さ、行った行った

五条悟

えー、もう追い出すの?

家入硝子

生徒達が待ってるんだろ?行ってやれ

五条悟

はいはーい。ありがとね、硝子

病室を飛び出した五条の背中に手を振る

家入はコップの中の冷えきったコーヒーを飲む

家入硝子

世界に1人、ねえ……

家入硝子

そりゃそうだろうな。だから何年経ってもお前がアイツの事忘れられない訳だし

家入は深夜の出来事を振り返る

消え入りそうな生徒に五条は言った

世界に1人だけ

家入硝子

アイツの世界に1人だけの親友

夏油傑

家入硝子

あ、タバコ買い忘れた

由珠

こんにちは由珠です!

由珠

五条先生が女体化なったり猫耳生えたりするのは終わりだけど普通に五条愛されの小説は書いてくんで宜しくお願いします

由珠

最近災禍の神は願わないにハマってる

由珠

推しはセト様です☆

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コメント

2

ユーザー

いいよね〜こういうの。五条さんが先生らしくて、すっごくかっこいい(⌯¤̴̶̷ω¤̴̶̷)✧

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