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呪術師
一体の大きな呪霊に何人も呪術師が向かってゆく。 が、攻撃をうけて地面に倒れ、そのまま 手のひらで踏み潰された。
辺りに血が飛び散る。
呪術師
呪術師を潰したり食ったりした呪霊は それを呆然と見ていた3人の呪術師を見てニヤリと笑った。
呪術師
「行くなくては」。本能では行ったら死ぬと分かっても それが仕事だから自分も行かなくてはならないと 体が勝手に動き出す。
そうやって何人も一体の呪霊の餌食になってゆくのだ。 また1人、その呪霊に向かおうとした女性術師の肩に 誰かが引き止めるように手を置いた。
1級術師の七海健人だ。 「七海さん……」と3人のうちの1人が声を上げる。
七海はネクタイの縛りを緩めて歩き出した。
七海建人
刃部分に布が巻かれたままの武器を片手に 呪霊に向かって走り出す七海。
車を踏み台に大きく跳躍し、 興奮して雄叫びを上げる呪霊の体を縦に大きく切り裂いてゆく。
着地後、巨木より太い足を次々と切り落とすと 呪霊は体制を崩し、倒れる。
建物内から窓を割って現れた他の呪霊達も ネクタイを手に巻き付けて黒閃を放った。
何匹もの呪霊が一気に祓われて灰となる。
七海建人
連続4回目の黒閃を放って 何人もの術師を殺した呪霊を簡単に祓ってしまった。
蝶野〇〇
どんどん現れる呪霊を休む暇もなく祓う。 時間が経っても身軽さを保つ〇〇に周りの術師は唖然していた。
建物の影から飛び出してくる3体の呪霊を祓ったところで 〇〇の動きが止まる。
目を見開いて、振り向いた先には 空から降ってきた超巨大呪霊がそびえ立っていた。
呪術師
蝶野〇〇
蝶野〇〇
呪術師
呪術師
〇〇の必死の止める声も虚しく、 突っ込んで行った術師は一瞬にして散り散りになる。
それは呪霊が指から放った呪力の塊だった。 気配と呪力量、攻撃力からして
蝶野〇〇
蝶野〇〇
呪術師
蝶野〇〇
蝶野〇〇
〇〇の言葉に戸惑いつつも素直に従い、 別々に動きだす術師達
〇〇は呪霊に向き直ると刀を握る手に力を込めた。 構える足元のコンクリートにはヒビが入る。
呪霊
蝶野〇〇
呪力玉の攻撃を身軽に避ける〇〇。 呪力玉が当たった建物やコンクリートには穴が空く。
蝶野〇〇
蝶野〇〇
蝶野〇〇
攻撃を避けつつ距離を詰め、一度に大量の毒を注入できる 〇〇の仕込み技を放つ。
幾度となく刺され、毒を撃ち込まれても ふらつくことなく攻撃を続ける呪霊。
蝶野〇〇
蝶野〇〇
走って跳んで、攻撃を避けながら考える。 少しづつではあるが呪力玉の攻撃が 〇〇の速さについていけていないように感じた。
蝶野〇〇
呪霊が毒で目をくらましている間、 尚且つ毒に体が慣れる前に放つには……。
蝶野〇〇
蝶野〇〇
素早く四方八方にうねり走り、目が着いて行けない呪霊を 隙を着いて穿いた、そのとき。
蝶野〇〇
その突きに毒とは別の呪力が篭もり、黒く光った。 周りの術師がそれを見て驚きに動きを止める。
その素早く強力な突きに威力が増し、 大きな呪霊の体は内からたちまち散り散りに弾け飛んだ。
蝶野〇〇
〇〇は高専時代に死の淵に立たされた時、 初めて黒閃を経験した。
が、力が弱く突き技ばかりなのもあってか 〇〇の術式は黒閃が発動しにくく、 狙って撃てない事もあってそれきり放つことは無かった。
が、久々の格上相手。 最近、実力が一定以上にもそれ以下にも動かなかった 〇〇を、今の黒閃が変えることとなる───。
蝶野〇〇
蝶野〇〇
次にマンホールの中から飛び出してくる 蛇のような呪霊。
蝶野〇〇
蝶野〇〇
呪霊
その瞬間、穿かれた呪霊は肉片へと化した
*⋆⸜𝐧𝐞𝐰⸝⋆* 黒蝶の舞 鴉揚羽 (こくちょうのまい からすあげは) 刀に呪力を乗せることによって毒と呪力を同時に撃てる技。 技の中で1番攻撃力が高く、黒閃発動率も高い。