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流星side
...ん。
あれっ...僕。
確かトイレの個室で倒れて...
気付くと、大きくて暖かい背中の上に僕はいた。
流星
恭平
その優しい声。きょろちゃん?
流星
あんな部屋の奥のトイレの個室。
しかも鍵がかかってるなんて 普通なら開けたくないはず。
恭平
恭平
話したくないこと。
恭平...多分、僕とみっちーの中で何かがあって 気付いてるんだろうな。
だから...関係を壊さないためにも。 余計なことは聞かないでくれてるんだろう。
優しいなぁ。
そして、さっきまで楽しそうな音がしていたのに 今は静まり返って...カエルの鳴き声も聞こえてくる。
流星
本当は大ちゃんと見ていた花火。
なのに...
流星
恭平
流星
せっかく過去に来て 大ちゃんと約束までできたのに...
別にみっちーが悪いわけじゃない。 僕が過去を変えようとしたのを止めただけ。
好きを伝えなかった僕がいけないだけだから。
でも...何かやるせない気持ちになるのは 何でだろう。
恭平
恭平
流星
流星
恭平side
りゅちぇが何で閉じ込められていたのか 何があったのか...
聞きたいことは沢山あったが
聞くことはできなかった。
多分みっちーの持っていたスマホ。
メンバーを疑いたくはないが あれが...全てを意味してるんやろうな。
りゅちぇを取られたくない。
その気持ちはみんな一緒なのに、な。