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水湊

…こんにちは

名前 雪瀬 水湊 ユキセ ミナト 性別 男 異能力「侵食夢」 ・対象に夢を見させ、 その間に攻撃をする. ・侵食夢,灰では 対象を死へ導く夢を見させる. 異能力「破壊」「想造」 ・いろいろなものを破壊できる ・いろいろなものを作り出せる

昔から人に嫌われる体質だった

人に忌み嫌われ、 親にも捨てられ、 もう救いなんて考えなかった

そのせいだろうか.

幸せそうな家族を見ると、 どうしようもない殺意が湧く。

だから 持っているナイフで自分を刺す。

哀れで醜い怪物を、 殺すために.

歩いていたら, 誰かと肩がぶつかった.

水湊

…わ.

おっと…すまないね、

水湊

…別に大丈夫です

その包帯…

…君,怪我してるのかな?

水湊

…まぁ

じゃあわたしについてきたまえ!

その傷治してあげる

水湊

え、いや…大丈夫です

えぇ~ひどいなー

水湊

…それじゃぁ…俺は用事あるので

ちょっと待ってよ

と、その男は 俺の腕を掴んだ.

君…殺し屋の雪瀬水湊くん…だよね?

水湊

っ…!!

なんでこいつがそれを…

ふふっ、やっぱりか

水湊

…それがなんだ

あまり警戒しないでよ〜

誰が警戒しないでいられるか.

俺はナイフを手にした.

こらこら、そんな危ないもの持ってたらダメでしょ

その瞬間、目の前から男が消えて、 同時に手の中からナイフがなくなった

水湊

っ!!

大人しく着いてきてよ.

戦うのは…もう少し後でもいいだろう?

水湊

…あんたが攻撃しないなら

するつもりもないよ

あ、私の名前教えていなかったね

太宰

私の名前は太宰治.

太宰

よろしくね、雪瀬君.

水湊

太宰

ただいま〜!

??

遅い!
なにをしていたんだ!

??

ま、まぁまぁ…
太宰さん、その人は?

太宰

あぁ、この子は殺し屋の雪瀬くんだ!

??

雪瀬…って、あの!?

??

さすが太宰…規格外だな

太宰

ちょっと〜とりあえず自己紹介!

太宰

はい、まずは雪瀬くんから

水湊

…雪瀬水湊.

水湊

あんたらが知ってるように、殺し屋やってる

太宰

はぁいじょーずにできましたー!

水湊

ナメてんのか

太宰

はい、次は───

水湊

いい

太宰

水湊

別に、よろしくするつもりない

太宰

冷たいなぁー

太宰

…いいの?

太宰

君のことを晒せる

太宰

過去のこと、家族のこと…そして

太宰

"相棒"のこと

水湊

ッ!!

水湊

…異能力

水湊

侵食夢,灰…!

太宰

…!

太宰

ここは…

水湊

俺の異能力領域.

太宰

異能力持ちか

水湊

だったらなんだ

太宰

異能力、人間失格

そうして彼に触れようとしたら、 異能力が発動していないことに気づいた

水湊

ここでは異能力は使えない

水湊

お前も、"俺も"

太宰

は…

この子は自分自身に鎖を繋いでる

きっとこの子は淳くんと似ているんだ

太宰

…ふふ

水湊

…なに

太宰

いーや?別になんでもないさ

太宰

ねぇ、私と取引しないかい?

水湊

…取引、?

太宰

そう!

太宰

私が勝ったら私の言うことを聞いてもらう

太宰

君が勝ったら君の言うことを聞こう

水湊

それで?なにがしたいんだ

太宰

お、取引してもらえるのかな、

水湊

まぁ、

太宰

よかった!

太宰

で、何をするか…だよね

太宰

戦うのさ、ここで

水湊

は…?

水湊

異能力もないのに何で────

太宰

スタート!

水湊

っ…

やっぱり戦う姿勢を見せない

この子はもう全てが どうでもよくなってしまったんだ

太宰

楽にさせてあげる.

水湊

…!!

水湊

いい…の?

太宰

期待するような、 キラキラした目.

なぜ君は今それを見せるんだ

途端に、水湊くんの後ろから 黒い何かが出てくる

太宰

なッ…!?

それは僕の腕を掴んで、 捻り千切ろうとしてきた

水湊

ぁ……ッ

水湊

だめ……やめて…っ

水湊

お願い、止まってよ…ッ

目を見開き、大粒の涙を流しながら 水湊くんは叫ぶ

捻り千切ろうとする力が強くなっていき、 ボキッという音がした

太宰

あ"ッ⁉︎

水湊

っ…!

水湊

ごめんなさい…っ

そう言いながら、 どこからかナイフを取り出した

首に向けて切ろうとしていた

太宰

やめろ…!

??

独歩吟客ッ!

水湊

え…ッ?

太宰

国木田

大丈夫か太宰!

水湊

……来るな…ッ

水湊

もう誰も来るなッッッ!

水湊君の背中から出ていたものが 今度は水湊君に巻き付く

太宰

…それは無理だ

水湊

なんでッ…!

太宰

君を救えない限りはここから出ていかない

太宰

少なくとも私は出て行く気はない

水湊

……だったら

水湊

力づくででも、ここから出す

太宰

…?

なんだ、ここは

暗闇に光が渦巻いていて とても気味が悪い

水湊

侵食夢、灰

太宰

水湊

この異能力は、対象全てのものに夢を見させる

水湊

最初は綺麗な場所にいるけど、段々気付かないうちに暗闇に引っ張り下ろす

水湊

そんな、気持ち悪い異能力だ

太宰

…どうして私に話したんだい?

水湊

俺はあんたに逆らえない

水湊

どうせなら最後に教えてから死ぬ人間を見てみたいと思った

太宰

…私は死なないよ

水湊

死ぬよ

太宰

いや、生きるさ

太宰

…嫌と言うほど、ね

水湊

……俺と似てる

水湊

…いや、違うか

太宰

国木田くん達はどこだい?

水湊

そんなの俺だって知らない

水湊

適当な場所に飛ばすだけだから

太宰

じゃあなぜ私のところには来れたのかな?

水湊

水湊

はぁ

水湊

国木田?とか言う人たちはもう外に出した

太宰

じゃあなんで私を残したんだい?

水湊

……話してみたかった

水湊

俺を殺人鬼としてみてる人と

太宰

…そうかい、

太宰

じゃあそろそろ帰らせてもらおうかな

太宰

これから仕事があるからね

水湊

…わかった

水湊

じゃあ──

太宰

君も一緒に来ない?

水湊

え?

太宰

私たちなら君を救える

太宰

そして…君が人を助けるんだ

水湊

僕が…?

太宰

君の一人称、本当は僕なんだろう?

太宰

君が自分を偽らなくても良くなるくらいに君を救う

太宰

だから、探偵社においで

水湊

探、偵社…

太宰

まぁ、君がここから出るのは簡単なんだろう?

太宰

もし、君が来たいのなら

太宰

私に着いておいで.

水湊

あっ!太宰さん!

太宰

ただいま、淳くん

国木田

…そいつ、連れてきたのか

振り返ると, 私の背後に隠れるようにして 水湊くんが立っていた

太宰

あぁ、ダメかい?

国木田

お前はさっきそいつに殺されそうになったんだぞッ!

国木田

何でそんなに甘いことを言えるッ!?

太宰

国木田くん

太宰

この子には可能性がある

国木田

っ…!

可能性、って…

太宰

この子が異能を操作できるようになれば

太宰

きっと、何かが起こるはずだ

国木田

国木田

おまえの、異能力は何だ

水湊

侵食夢、

国木田

どこに可能性なんて…

水湊

あと、

え?

国木田

は…?

水湊

ビクッ

水湊

な、なに…

太宰

水湊くん、続けて

水湊

…想造と、破壊

国木田

3つ、だと!?

水湊

破壊は反動が強いから、あまり使わない

太宰

だけどその分,相手の意識や命も壊せるんだそうだ

太宰

どうだい?

国木田

…わかった

太宰

やったー♪

水湊

??

太宰

水湊くんは顔が可愛いからね

水湊

かわっ…!?

太宰

ぜひ私と心中して欲しいものだよ♪

水湊

いゃ…かわいく、なんか…っ///

太宰

あはは〜照れてる〜!

水湊

て、照れてないっ!

福沢

何を騒いでいるんだ…って

国木田

結局それ目当てか!←なんか怒ってる人

お、おちついてください!←焦ってる人

太宰

通常運転の人→あはは〜

水湊

???←知らんやつ

乱歩

…カオスだね〜

福沢

…だな

夢の綺麗な光の中で。

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