TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

あ、司ちゃんもう来てる!

司ちゃーん!ごめん、お待たせ!

いや、私も今来たところだ。

そうなの?

ああ。

さて、どこへ行きたいんだ?

えっとね〜、まずお洋服見たい!

洋服か…

私は…あの店が好きだな。

じゃあ、そこ行こう!

司ちゃん、これとこれどっちが好き?

…類は可愛いからなんでも似合うが、

強いて言うなら、右が好きだな。

分かった!じゃ、これにするね。

試着しなくていいのか?するなら…

司…先輩?

冬弥?!

(男の子…)

類、コイツは私の後輩の…

冬弥

青柳冬弥です。

…神代、類です。

(司ちゃんの後輩なら…いい人なのかな。)

彰人は一緒じゃないのか?

冬弥

一緒ですよ。向こうの方に…

彰人

冬弥ー

彰人

げっ、司先輩も……

(男の子?!)

(しかも今度はチャラそう…!)

冬弥

俺の相棒の東雲彰人です。

彰人

ん?あれ、先輩の知り合いですか?

ああ。同級生で友達の類だ。

彰人

へぇ、こんにちは。

こ、こんにちは…

2人とも服を買いに来たのか?

冬弥

俺は彰人の付き添いで…

彰人

姉貴に服買ってこいって頼まれたんすよ。

彰人

で、ついでに自分のも買おうと思って。

ああ、なるほど…

冬弥

…司先輩は、元気そうで安心しました。

ああ!毎日楽しいぞ!

冬弥

それは…いい事ですね。

彰人

えーと、類さんでしたっけ。

え、あ…

彰人!……類は、男性が苦手だそうだ。

彰人

え?!あ、すみません!

ううん、慣れないだけ…

冬弥

男だらけで押しかけられたら困りますよね。

彰人

だな。俺たちもう行くんで。

ああ!色々頑張れよ!

冬弥

はい。司先輩も。

すまんな。

ううん!仲良さそうだったし、悪い人じゃなさそうだったし…

ああ!2人とも良い奴なんだ!

私の事も…

…ああ、服を買うんだったな!

類は…これとかどうだ?

可愛いね!それも買おうかな。

司ちゃんは服買う?

あー、私は…

司ちゃん、これとか似合いそうじゃない?背高いし!

おお!可愛いな!

せっかく選んでくれたし、これ買うか。

いっぱい買っちゃったな…

だな…持って帰れそうか?

重いなら、私が家まで送っても…

ううん、大丈夫だよ。

それに、司ちゃんも重そう。

私は……大丈夫だ。

暗くなる前に帰ろうか。

うん、またね!

ああ。また学校で。

ただいま〜っと!

いっぱい買っちゃったなー

どういう服合わせがいいんだろう…調べよっと。

🔍検索中

…ん?この人、、

男装女子…?

うわぁ…カッコイイ…!!

男の人は怖いけど…洋服は素敵だな。

あっ、この人すごいカッコイイ!

…すごいな、女の子ってこんなにカッコよくなれるんだ。

男性の服を着れば…少しは、慣れるかな。

男装かぁ…やってみようかな。

とはいえ…男っぽい物は置かないようにしてるから、買ってこないと。

…今日、洋服買ったばかりだけど。

明日は日曜日だし、また出掛けようかな。

翌日

よし!服屋来た!

いっぱいあるな〜、

えっと…あの人みたいになるには、どういう服がいいんだろ…

彰人

…あれ、類さんですか?

ビクッ

彰人

あ、すみません!驚かせてちゃって…

彰人

なんか、困ってそうだったんでつい…

東雲…くんだったっけ。

実は…男装、したいんだけど、どういう服ならこの人みたいになれるかなって。

彰人

どの人ですか?

この人だよ。

彰人

……あ、

や、やっぱりおかしいかな…

彰人

いえ…それ、うちの姉貴っす。

…え?

この人…東雲くんのお姉さんなの?!

彰人

はい。てか、なんなら今日一緒に…

ちょっと彰人!何して…

…え、ちょっと待ってよ。彼女?

彰人

いや、昨日会ったばっかだっつーの。

か、神代類です!

絵名

私、東雲絵名。彰人のお友達?よろしくね。

よろしくお願いします!

(カッコイイ〜!えななんだ!)

彰人

なんか、この人も男装したいんだってさ。

あのっ、私、絵名さんの投稿見てカッコイイと思って…!

自分もやってみたいなって…

絵名

へぇ、そうだったの、

絵名

じゃ、一緒に服選びましょうか。

良いんですか?!

絵名

もちろん!ファンは大事に、って友達に教わったからね。

彰人

…んじゃ、俺はそこら辺歩いてるから。

絵名

あんまり遠く行かないでよ。

彰人

はいはい。

(絵名さんに服選んでもらえるなんて…!)

(まぁでも、男装もお試しみたいなものだし…)

類はまだ知らなかった…

この後男装の沼にハマってしまう事を…

続く!

男性恐怖症の僕が好きな女の子は男子でした。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

400

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚