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コメント
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コネシマさんとロボロさん! セッティングが任しといて! そいつらボコせる場所用意しとくから いざとなったらそいつらのドッペルゲンガーでも作り出して本物とすり替えとくから ちゃんと本物達の二の舞にならないようにボコした時の記憶を植え付けとくからね!
モブ男(使い回し)
ロボロ
後ろからそんな声が聞こえた。 シャオロンを抱く? 確かにシャオロンの髪は肩まで伸びてて、体型もそこら辺の女子よりも細い。 見た目もThe、女って感じで街に行くと絶対にナンパされる。 そんな彼は俺の彼女だ。 告白は俺の方からで、泣きながらOKされた。
やけど、まだ体を交わしたことは一度もない。 恥ずかしいもあるがなんにしろ部活が忙しい。 やから最近はあまり話さない。
モブ男(使い回し)
モブ男(使い回し)
そんなやり取りが耳にうるさく響く。 シャオロンは俺のなんや。 はぁ、こんなことなら俺のもんって印つけとけばよかった⋯。 そう後悔しながら俺はシャオロンの迎えを待つ。 さっさと帰れよ、暇なんか?こいつらは。
モブ男(使い回し)
モブ男(使い回し)
ロボロ
まさかの大先生に移った?
まぁヒョロガリで確かに女っぽいけど⋯このことあいつが知ったら⋯。
ロボロ
俺はポケットに入れてたスマホを取りだし、ロックを解除する。 そして直ぐにLINEを開き、“コネシマ”という名前を探す。 すぐにみつかり、俺は先程の会話の内容をコネさんに伝えた。 直ぐに既読になり、「殺すわ」という物騒極まりないない返事が帰ってきた。
シャオロン
俺がスマホをポケットにしまおうとした時、ドアの方から声がした。 ドアの方に目をやると、俺の彼女、シャオロンが立っていた。
後ろの奴らはシャオロンを見て「やっぱシャオロンいいよな」と言い出した。 俺もこいつら殺したいわ。 シャオロンは俺のなんに。 俺は少し振り向き男子たちを睨んだ。
一人が気づき、気づいてない奴らに耳打ちをする。 そして、全員顔を真っ青にしてそそくさと出ていった。
シャオロン
ロボロ
俺は知らんぷりしてシャオロンの横に並んで歩く。
ロボロ
シャオロン
ロボロ
シャオロン
ロボロ
するとシャオロンは顔を真っ赤にしながら、
シャオロン
と小さい声で頷いた。 その行動が可愛くて、初めてやけど優しく出来んな、と思った。