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石川
富山
石川×富山 初手押し倒し&終わった後の表現あり さすがにセンシティブなのはない
石川
富山
…やだ、やだ………
別に石川さんのこと、嫌いじゃないけど、、
でも、
でも……今日は…やだ………
富山
石川
富山
富山
結局、やめてもらえなかった……
石川さんはどっか行っちゃったし…
もっと言えばやめてくれたのかな…
言った、つもりなんだけど…………
富山
石川
心臓の鼓動と赤面を抑えるためだけに別室に向かっている。
月明かりに照らされて、タバコで一服。
そういうことをした後、大体告白した時の事を思い出す。
あの日、俺は「一生かけて富山を幸せにする、嫌な思いは絶対にさせない」って言った。
石川
石川
なんとなく、変な感情が残った。
楽しいとか、気持ちいいとかじゃない。
なんとなく、もやっとする。
今日、初めて富山に抵抗された。
富山は「嫌だ」なんて言わない。
ましてや、してる途中になんて……
石川
もしかして、やってしまったんじゃないか
嫌がる恋人を押し倒して襲う、これが……
「嫌な思いは絶対にさせない」
「嫌な思い」……
石川
富山に嫌な思い、させたよな
自分が嫌がってるのに無理やり襲われて、あいつはどんな感情だったのだろう
石川
石川
この部屋で言ってもあいつはいないのに……
石川
富山
石川
富山
富山
石川
…………
あの後、富山は死んでしまった
内蔵の病気か何かで、あっけなく
あの日の許しを貰えないまま
時間だけ過ぎていった
併合していた富山はもう一度設置されることになった
富山は花畑で目覚めたらしい
あの時告白した花畑。
富山とその兄、新川の思い出の場所でもある。
もちろん、迎えに行った
富山は、僕のことを覚えていなかった
死んだのだから仕方ない気もするけれど
…………
寂しかった
富山
石川
そうして今、僕は富山に押し倒されている
ちょっと、嫌だ
でも
もう何年前かわからないくらい前の、
あの出来事を、償わなくちゃ
石川
僕に、富山に抗う権利は無い。
いつか許して貰えるまで、ずーっとこのまま。
コメント
5件
すごく好きです
ちなみに、富山はもうとっくに許してます