ワールドトリガー

あなたの愛なんて信じない

シトロフ伯爵家の次女として生まれた私は、三つ年上の姉とはとても仲が良かった。

「ごめんなさい。彼のこと、昔から好きだったの」

　大きくなったお腹を撫でながら、私の夫との子供を身ごもったと聞かされるまでは――

　魔物との戦いで負傷した夫が、お姉様と戦地を去った時、別チームの後方支援のリーダーだった私は戦地に残った。

　命懸けで戦っている間、夫は姉に誘惑され不倫していただけでなく、子供まで作っていた。

「別れてほしいの」
「アイミー、聞いてくれ。俺はエイミーに嘘をつかれていたんだ。大好きな弟にも軽蔑されて、愛する妻にまで捨てられるなんて可哀想なのは俺だろう？　考え直してくれ」
「絶対に嫌よ。考え直すことなんてできるわけない。お願いです。別れてください。そして、お姉様と生まれてくる子供を大事にしてあげてよ！」
「嫌だ。俺は君を愛してるんだ！　エイミーのお腹にいる子は俺の子じゃない！　たとえ、俺の子であっても認めない！」

　別れを切り出した私に、夫はふざけたことを言い放った。
　
　どんなに愛していると言われても、私はあなたの愛なんて信じない。

ヒーロー対ヴィラン

正義は本当に正義なのか
悪は本当に悪なのか

英雄喜劇の物語

《これは数ある英雄達の物語。1人1人が辿った語り継がれる英雄の物語。その数ある英雄の物語は紡ぎ、結ばれ、過去を乗り越え今に成る。この本に書かれる物語はどれもこれもが夢のようで、奇跡のようで、儚い物語のようだ。アナタはこの物語を読む資格がある。なぜかって？アナタも英雄喜劇の主人公だからだ。さぁ、立ち上がれ。次はアナタだ。》

無人島Lv.9999　無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ

帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
　ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定住。能力【無人島開発】で無人島のレベルを上げ、最強の国に変えていく。ラスティは、信頼できる仲間と共にスローライフを送るのであった。

からふるシーカーズ

森の中にとある１人の少女が暮らしていた。そこへ、シーカーと呼ばれる２人の人物がやってくる。コミュニケーションを取ろうとするけど、なんと言葉が通じない！？
なんやかんやで森から連れ出された少女が観たのは、観た事の無い不思議な光景だった。
意思疎通に難のある少女達が赴くのは「野生味溢れる世界」「食べ物で出来た世界」「魔法の世界」「雲の世界」といった沢山の不思議な場所。別に冒険を求めてるわけじゃないのに、なんとなく巻き込まれたり、巻き込んだり……今日は誰がトラブルメーカーになるのかな？
お絵かきＴＳ少女アリエッタと、可愛いに耐性の無い大人達による、異世界まみれの不思議なほのぼのドタバタアドベンチャー！