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数年前

深音

おはよ…!?

おはよう

ん?どうかしたのか?

あら、どうしたの?

目の前には親、そして美味しそうな朝ごはん

いつも通りのはずだった

深音

な、なんか変…

異常なほどの渇き、何かを体は求めているようだった

深音

水分不足かな…水飲むね

こまめに水分は補給してね

水を飲んだ

それだけで喉の渇きは治まった

だが、体が、全身が、何かを本能レベルで求めている

!?

深音、、どうしたの?

ねえどうしちゃったの?

深音…ねえ?

お願い、落ち着いて
何か悩みがあるなら聞くから

ねえ、聞いてあげるから

どうしたのそれは…

やめて、落ち着いて!
深音!

いつの間にか、目の前の二人は肉塊になっていた

深音

…これだ

紅く染まった自身の指を舐め、確信した

求めていたのは…

血だった

学校に行くのは不安だった

でも、もしも誰かをまた肉塊にしてしまったら…

そう考えただけで興奮した

??

深音!

深音

??

おはよ!

友達…のはず

深音

(この子は…)

友達だった……はず

深音!?

目の前に広がる宴

深音

やめて、皆逃げないで

深音

ほら、飴だってあるよ

深音

皆が大好きなゲームだって用意するよ

嫌っ、深音…

その目で見ないで!

深音

皆、、逃げないでよ

活きの良い食糧達だ

動き回るな

じっとしてろ

皆、深音ちゃんが可哀想だよ!

逃げないであげてよ

深音

優しいね、学級委員長

深音ちゃん、私は味方だからね

「味方」か…

なんて馬鹿な人間なのだろう

深音

逃げないでくれるの?

勿論

深音

本当?

うん!

深音

へえ~

深音

馬鹿なんだね

早く逃げろ!皆逃げて!

深音

逃げないで!ほら、褒美だってある

嫌あああああ!

早く逃げろ!

逃げるな

見させろ

その鮮やかな

その美しい

赤い赤い

血を…

深音

どうして逃げるの?

深音

何がおかしいの?

深音

私のどこがおかしいの?

深音

早く見せてよ

私に十字架もニンニクも聖水も効かない

だって私は…

吸血鬼なんかじゃない

人間

だから!

あーね、こんな感じね

いや、こんなのに構う暇はないか

早く進まないと

湊はその場を足早に立ち去った

アルシノジェノ2.5~幻想に想いを馳せて~

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コメント

10

ユーザー

恐ろしや

ユーザー

血ノ羽病って恐ろしいね…

ユーザー

深音ちゃん、恐ろしい…

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