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友人が離れていって約1年 高校二年生の夏が訪れた。
シャオロン
シャオロン
〇〇
××
〇〇
××
シャオロン
この頃になると、シャオロンは人と仲良くなることを諦めていた。 少なくとも、この高校では無理であると悟ったのである。
キーンコーンカーンコーン
先生
ドアがカラカラと開いて、転校生が入って来た。 想像してたより背が低い。 が、ガタイがやけに良かった。
ロボロ
先生
先生はロボロの席をどこにしようか悩んで、教室を見渡している。
シャオロン
そう願いながらチラリと先生の方を見ると、その瞬間にバッチリ目が合ってしまった。
先生
シャオロン
みんなの視線が痛い。 『なんであいつのところに』 『よりによってあんな奴の隣かよ』 そんな声が聞こえてくる気がする。
シャオロン
ロボロ
ロボロは笑わずにそう言ったきり、前を向いてしまった。
シャオロン
シャオロンのロボロに対する第一印象は最悪 【一生友達になれない】 とすら思っていた。
放課後
シャオロン
シャオロン
実は少しだけ期待していたのだ。 自分を知らない人なら、仲良くなれるのかもしれない、と。
シャオロン
少しふてながら校舎裏へ向かう。
シャオロン
そう言ってバットとグローブを取り出す。 野球部に居づらくなってからというもの、ほぼ毎日校舎裏で素振りとキャッチの練習をしているのだ。
シャオロン
シャオロン
シャオロン
ロボロ
シャオロン
いきなり後ろから声をかけられたので、大きな声で驚いてしまった。
シャオロン
ロボロ
シャオロン
ロボロ
シャオロン
ロボロ
シャオロン
ロボロは聞くだけ聞いて、さっさと帰ってしまった。
シャオロン
練習を再開しながら、シャオロンは怒りで満ち溢れていた。
シャオロン
母
シャオロン
食卓にて
母
シャオロン
母
シャオロン
母
シャオロン
母親は俺が部活を続けていると信じている。 少し罪悪感がある。 小さな頃から続けていた野球をこんな風にやっていると知れば、きっと悲しむだろう。 父親なら尚更だ。
シャオロン
シャオロン
作者
作者
作者
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