待ち合わせは、1年前のここだった
風音
風音
風音
風音
風音
風音
風音
風音
4年前
風音
私は、道に迷っていた
私が向かっていたのは図書館
なのにどうして
風音
辺りには木が生い茂っていて
もと来た道も分からない
しかもスマホは圏外
風音
風音
風音
とりあえず真っ直ぐ歩いてはみるものの
景色は少しも変わらない
“もしかしたら”
“このまま一生帰れないかもしれない”
そんな考えが頭をよぎる
風音
半ば諦めかけていたそのとき
急に、開けた場所に出た
風音
そこは金盞花が咲き誇っていて
とても美しかった
でも
私の目を引いたのは
たくさんの金盞花ではなく
その中心に佇む…
風音
水色のワンピース
白く綺麗な肌
風になびく
長くて綺麗な黒髪
その全てが
とても美しくて
私はただ
彼女に見惚れていた
不意に、その女性が振り返った
柔らかな笑みを浮かべ
私の方に近づいてくる
???
風音
???
???
風音
風音
風音
???
???
???
???
風音
風音
???
???
風音
???
風音
???
風音
風音
???
???
風音
風音
???
???
風音
風音
風音
風音
???
美月
美月
風音
風音
美月
美月
風音
風音
美月
美月
美月
美月
そう言って
美月さんは帰っていった
風音
風音
私がそう言うと
彼女は1度だけ振り返り
手を振ってくれた
日光に照らされた
穏やかな笑顔が
とても綺麗だった
風音
風音
風音
風音
風音
風音
風音
コメント
2件
この言い方、まさか美月ちゃんもう亡くなってる…? 続き待ってます!