ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
「ねぇ、知ってる?」
『なにを?』
「この水を飲むとなんでも願いが叶うんだって」
『え、そーなの!?』
「うん!でもその代わり、感情が無くなるらしいよ」
いじめっ子
りうら
いじめっ子
いじめっ子
りうら
いじめっ子
いじめっ子
いじめっ子
りうら
いじめっ子
いじめっ子
りうら
りうらには、感情がない
それは生まれつきだ
りうら母
りうら父
りうら母
りうら母
りうら母
りうら母
りうら父
りうら母
りうら母
りうら
りうらには''楽しい''とか''嬉しい''とか
''悲しい''とか''怒り''とか
そーいう感情がよくわからない
りうらはずっと無だ
その事が苦痛でもなんでもない
深く考えた事がない
体育の先生
体育の先生
りうら
体育の先生
体育の先生
体育の先生
りうら
体育の先生
体育の先生
りうら
保健室の先生
保健室の先生
りうら
保健室の先生
保健室の先生
りうら
保健室の先生
保健室の先生
お医者さん
お医者さん
お医者さん
りうら母
りうら母
りうら
ガラッ
りうら母
りうら母
りうら
りうら母
りうら
りうら母
りうら母
りうら母
りうら母
りうら
りうら母
りうら
りうら
病院からでてすぐは木で並んでいる
その木を見てりうらは何も思わなかった
多分、感情がないとか関係なしに、この場にいる全員、この木を見て何も思っていないだろう
…ただ1人を除いて
ほとけ
ほとけ
その男は、泣いていた
りうらはその男を見て何も思わなかった
だから、素通りしようとしたんだ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
よく分からなかった
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
その男は、すごく嬉しそうに笑う
その笑顔を見てもりうらは
やっぱりなにも感じなかった
ほとけ
りうら
次の日
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
あれ
今、なんか
あれ…?
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
??????
なんだ?なんだなんだ?
なんでりうらは…笑っているんだ…?
ほとけ
ほとけ
りうら
あれ
もしかして
今のこの感情を
''楽しい''と言うのか…?
ほとけ
ほとけ
りうら
君が嬉しそうな顔をするから
楽しそうな顔をするから
りうらまで…つられて…
りうら
りうらはこの時、もっと知りたいと思った
今まで別に、感情が無くてもなんとも思わなかった
だけど今、'’楽しい''を知った
その感情はとてつもなく幸せに感じた
こんなの、生まれて初めてだ
もっと知りたい。。
もっと、もっともっと他の感情も。。
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
もしかして、りうらは今
''嬉しい''って思っているのかな。。
あぁ…そっか、そうなんだ
''嬉しい''っていうものはこーいうものなのか。。
りうら
りうら
ほとけ
りうら
感情を伝えて、共感されて、
やばい、りうら今、超幸せかもしれない…!
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
それからずっと休みの日はほとけと過ごしている
ほとけは色んなところに連れてってくれた
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
一度、感情を知ってしまえば、色んな感情を知ることになる
あぁ…そっか、そうかもな
りうらは今まで感情を知ろうとしなかったんだな
感情を知るのが怖かったんだ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
なんだ、?この気持ち
この、胸が苦しくなる。。この感情は。。
なんなのだろう
りうら
りうら母
りうら
りうら
りうら
りうら母
りうら
りうら
りうら母
りうら母
りうら
りうら母
りうら母
りうら
あぁ、嬉しい
感情があるって。。いいなぁ
りうら
りうら
帰ってからも、ずっとずっとほとけのことを考える
りうら
今日撮ったほとけの写真を何度も観る
りうら
だから、なんなんだよ//この感情は…!//
…この感情の名前を知りたいな。。//
りうらの友人
りうら
りうらの友人
りうら
りうら
りうらの友人
りうらの友人
りうらの友人
りうらの友人
りうら
そうか、だからりうらは、あの時ほとけという人物の感情に影響されたんだ
あの時、初めて'’楽しい''という感情を持てたんだ…!!
ほとけじゃなかったら、りうらは今でも感情を知らないままだったのかな…!!
りうら
りうら
いじめっ子
りうら
いじめっ子
いじめっ子
りうら
あれ
あれ
あれ…?
今までこんな事それても何も感じなかったのに
'’痛い''
''怖い''
'’悲しい''
''苦しい''
いじめっ子
りうら
りうら
いじめっ子
りうら
''嫌だ''
''早く解放されたい''
''怖い''
''悲しい''
''苦しい''
…こんな思いをするのならば、感情なんていらないかもしれない
あぁ…そっか。そうなんだ
俺はこの負の思いをしたくなかったから、感情を知るのが怖かったんだな。。
りうら
いじめっ子
ほとけ
りうら
あぁ…感情って不思議だ
たった、一瞬。たった、一声。
会えただけで。聞けただけで。
りうら
一気に安心して、ときめくんだ。。
いじめっ子
ほとけ
いじめっ子
いじめっ子
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
抱きしめられただけで
触れられただけで
さっきの怖さが上書きされていく
…これが''恋''というものなのか…?//
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
翌日、ほとけは集合場所に来なかった
いつになってもいつになっても来なかった
連絡もつかなかった
りうら
''不安''
''不安''
'’不安''
''怒り''
''怒り''
''怒り''
…心配、、、
りうら
その日からほとけは学校にもこなくなった
連絡も、まだつかない
ほとけの行方が分からなくなってから3ヶ月が過ぎようとしていた
りうら
''心配''
''怖い''
''悲しい''
''寂しい''
''苦しい''
りうら
りうら
''絶望感''
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
あぁ…やっぱり、ほとけといると楽しい
楽しいという感情を教えてくれたのは、間違えなくほとけだ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
頭が真っ白になった
最初は、ほとけが死んだとしても何も思わないはずだった。何も感じないはずだった
だけど…今…
りうら
''絶望感''
涙も出なかった
頭が追いつかなかった
…あと、1ヶ月しか生きれない…?
りうら
だんだん、頭が追いついてきて。。
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
モブ
モブ2
モブ
モブ2
モブ
モブ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
初めて笑った、あの海。
初めて知った、''楽しい''と'’嬉しい''
ほとけ
りうら
初めて知った、''感動''
いじめっ子
りうら
初めて知った、''負の感情''
そして、、、
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
りうら
初めて知った、''恋''
ほとけのおかげで、色んな感情を知れた
幸せだった。。。
幸せだったなぁ。。。
また、元に戻るだけだよ
君が生きてくれるなら、りうらはそれでいい
それで、いいよ
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
あれ、りうらはなんでさっきまであんな感情になれていたんだろう。。
不思議だ
まぁ、いっか
りうら母
りうら母
りうら父
りうら母
りうら
りうらには感情が無い
前まであったけど、無くす選択をした
なんで無くす選択をしたか、今になっては全く理解できない
まぁ、どっちでもいいけど
今日は、風邪を引いたから病院に来た
お医者さん
お医者さん
りうら母
りうら
りうら母
りうら母
りうら
りうら母
りうら母
りうら
病院からでてすぐは木が並んでいる
僕はその木を見て何も思わなかった
多分、感情がないとか関係なしに、この場にいる全員、この木を見て何も思っていないだろう
…ただ1人を除いて
ほとけ
その男は、泣いていた
その男は。。泣いていたのだ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
その男は笑っていた
なのに、どこか泣いていた
りうら
りうら
あれ
この感情は…なんなんだ?
なんか、見覚えのある感情。。
ほとけ
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
感じないけど、、
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
あぁ…そうだった、そうなんだった。
君のことが好きなんだった
このドキドキはこのときめきは
この感情は…!!
りうら
りうら
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
りうら
りうら
ほとけ
りうら
ほとけ
りうら
''嬉しい''
あぁ…今ものすごく…幸せだ…!!
両思いだと、こんなにも幸せがいっぱいになるんだ…!!
あぁ…もっと知りたいな
他の感情も。全部。。
ねぇほとけ
もっともっと、教えてね。
りうらの、無くした感情を。。
コメント
2件
もう、めちゃくちゃ大好きです!!水くん癌がなおってよかったし、赤水の2度目の恋がはじまって、大好きな終わり方でした!!マジ泣きしちゃいましたww赤水大好きだし、この作品も大好きです!🫶🏻︎💞