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はい、どうも

最初の挨拶がブレブレの翠です

今回も長めです

どうぞ

(とりあえず、作戦会議は放課後集まってするとして、)

各自、案を1つ以上考えておいておくれ

寧々

うん

彰人

分かった

冬弥

分かりました

(えむくん達にはグループLINEで伝えるとして、)

(目の前に彼が居なくても、)

(これ程緊張するとは、)

彼のために出来ることを精一杯。

その事を胸に刻んで一日一日を過ごそう

うん!

司くんは、きらきらー、ってしてて、

初めて会った時、ビビッ!ってなった。

周りは太陽に照らされたみたいに明るくて、あったかくて、

あたしは、司くんの笑顔が好きだった

だって周りの人まで巻き込んでニコニコにしちゃうんだもん

なのに。

えむ

時間を巻き戻せる能力を持ってても、

えむ

あたしは多分使えない。

えむ

だって、

えむ

きっともうちゃんと笑えない

えむ

それで司くんに心配かけるくらいなら、

えむ

時間なんて戻さないで、しっかり謝りたい

えむ

でも…

えむ

それはもう叶わないから、

もう司くんのあったかさには触れない

触れなくても、眺めるくらいは、

なんて、欲張っちゃったり…

司は、いつでもニコニコしてて、

アホっぽくて、

きっと、それが周りを笑顔にしてた

でも、ショーをやる時の司はキリッとしてて、

ショーに対する思いが凄く伝わってきた

初めて一緒にショーをした時なんて、

私、大失敗しちゃって、

ショーを台無しにしちゃった。

それを司は凄く怒った

でも、その後謝りに来てくれて、

「ショーをしよう」って、言ってくれた

嬉しかった

ショーに対する強い思いとか、適当じゃない「ごめんなさい」とか、

素直に凄いと思った

司がそういう人なんだって分かってたくせに。

寧々

きっと、司は私たちを信頼してくれてた

寧々

それを根から崩したのは紛れもない私たちだ。

寧々

信頼してた人達に身勝手に裏切られることが、

寧々

信頼してくれてた人達を裏切ってしまうことが、

どれほど怖いのかを知っていたのに、

寧々

私も、司がしてくれたように─

素直に、しっかり、

相手に気持ちを伝えられたらな

初めて司くんに会った時の感想は、 「不思議な人」だった。

だって、こんな僕に自ら話しかけに来るような人だ

傍から見れば僕は「変なやつ」だったからね

でも、司くんは「こんな僕」を好きにさせてくれた

「僕」に自信を持たせてくれた

でも。

自信は傲慢になりうるものだ

自信を持たせてくれたのは彼なのに。

それを自分の努力の賜物だと驕って。

判断を見誤って

恩ある彼を見限って

彼さえ居なければ空っぽのままの僕だった

孤独も、空虚も

硬かった仮面だって、

皮肉しか考えられない僕の脳だって

彼の光で変わっていった

僕を芯から変えはしないで、

「僕」を残して変わっていく風景。

でも、前みたいに取り残された感じはしなかった

こんなに凄いことしていても、

彼は全く気づかない。

だから時々思っていた

彼は、誰に救われるのだろう

彼は、神でも、天使でもない

人間だ。

僕らばかり救う彼の痛みは、

どこへ行くのだろう

(気付きが確信じゃなくても、)

(もっと早く寄り添っていれば…)

モブ

お、おい、神代〜?

モブ

帰らねぇのか?

あっ、そう…だったね

モブ

お前最近ボーッとしてること多いよな〜

モブ

おっ、俺先帰るわ〜

モブ

(やっべ、なんか地雷踏んだか?)

モブ

ーー

(ん?あれは司くんと同じクラスの─)

モブ

─で天馬がさぁ、

(え?今、天馬って、)

(天馬は司くんの苗字だったよな?)

思わず早足になってしまった

(う、そだ。そんなはず…)

(きっと、今日の事じゃない、はず)

(焦るな、落ち着け、僕)

気持ちがどうにも落ち着かない

嫌な予感がする

雑音

淡く赤みがかった空

大丈夫。いつも通りの日常だ。

いつもと同じ─

おぉ、類か!

ま、さか。そんな…

どうした?類

えむ

類くん、遅いね〜

寧々

うん。

寧々

どうしたんだろ

咲希

連絡も入ってないし、心配だね…

彰人

電話してみるか?

冬弥

そう…だな

どうしたんだ?類

呼び出して

…少し、君に聞きたいことがあってね

何だ?

単刀直入に聞くよ

君、司くんであってるよね?

あぁ。そうだぞ?

なんでそんな事を聞い─

君は、昨日のことを無かったことにするつもりかい?

…無かったことにするつもりはないぞ?

また仲良く出来たらなと思い、

僕達の自業自得だとして、

それが君なりの仕返しであったとして、

本心でも無いことをつらつらと、

そんな事、君が辛いだけだろう

怒っているのか?

…僕には、

司くん、君が分からないよ

プルル

…出てもいいかい?

いいぞ

…もしもし?

えむ

えむ

類くん!

えむ

心配し─

すまないが静かにしてくれ。

えむ

えっ?

…落ち着いて聞いてくれるかい?

寧々

な、何?

今僕の目の前に─

司くんがいる

─え?

あぁ。居るぞ?

司!?なんでそんな!

お前らに教える義務は無い

義務って…

教えたところでお前らが理解できるとは思わない

言ってくれなければ理解も何も無いだろう

それに、寧々の質問への答えが、僕の質問への答えにもなると思うんだ

…言いたくないと言ったら?

─司くん。

えむか、どうした

あたしは、

司くんの気持ちが知りたい

俺の気持ちか…

それもあまり言いたくは無いな

お兄ちゃん、私たちはね?

お兄ちゃんを責めたい訳でも、追い詰めたい訳でもない

嫌なら嫌だと言って

「言いたくない」「分からない」

それじゃ伝わらないよ。

俺は、

遅れましたぁ、

スランプと言うかなんというか、

いっつも衝動書きなんですよね

不定期更新+衝動書きで投稿頻度「低」

うん、もうちょい頑張れるようにします

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