翌日の朝。
昨日借りて家で洗濯した ジャージを返すために、
バレー部の部室を訪ねた。
古い扉をノックする。
霜月舞白
入ってもいいですか?
菅原孝支
あれ、霜月?
影山飛雄
いいですよ
中からこもった声が聞こえる。
飛雄からの了承に ドアノブを捻った。
霜月舞白
ジャージありが…
霜月舞白
!?、ちょっ、飛雄!?
扉を開けて一歩足を踏み入れる。
顔を上げるとそこには 着替え中の飛雄がいた。
下はズボンを履いていたが、 上は何も着ていない。
顔が熱く火照るのを感じて、 私は一旦部室を出た。
霜月舞白
( 飛雄の上裸なんて初めてじゃないのに… )
無駄に高鳴る鼓動。
ジャージを握る手が震える。
菅原孝支
霜月、もう入っていいぞ
霜月舞白
あ、うん
少しして扉が開き、 そう手招きをする菅原(同クラ)。
今度はちゃんと 学ランを着ている。
霜月舞白
これ、ジャージ…
影山飛雄
あぁ、あざす
霜月舞白
こちらこそありがとう
影山飛雄
そういえばなんで1回部室出たんですか?
霜月舞白
え!?いやだって…ね?
霜月舞白
着替え中だったし
影山飛雄
?、それが…?
霜月舞白
えぇ…
菅原孝支
影山ぁ…
影山飛雄
?
やれやれ、と首を振る菅原に、
私もため息を吐くことしか できなかった。