紅 優安
青山 直斗
ただ無言で首を縦に振る
青山 直斗
口の端を上げて、笑顔を見せてみる
青山 直斗
机の上にあった筆談用のノートとシャーペンを取ってきた
久しぶりだな、…っ…こんなに字をかくのも
文字を打つばっかりだったのに、
…手が震えるし、力入んない…w
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
周りの大人はみんな「外に出ろ」って言う
でも…不必要に出たくないし、
出たところで…話しかけられたりとかして、
明るい声を聴いて、
惨めになるだけ
青山 直斗
…この人も結局、…同じか
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
びっくりした、…?!
自然と言葉が出てきた、…
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
…この人も…何かあったのか
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
ってことは…依頼主は…ゲーム友達…?!
ほんとに、誰、…っ?!
まぁ、青山直斗って名前は知ってるんだけどね
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
さっきから…ずっとしゃべり続けてる、この人
俺…なんの返事もできないのに、…
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
この人の声…心地いいなぁ…
わかんないけど、
多分、俺が変なだけだと思うけど、
なんか…落ち着く
紅 優安
紅 優安
青山 直斗
紅 優安
紅 優安
紅 優安
紅 優安
やっぱ…無理
俺が喋ると、めーわく…
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
…どんなに時間が経っても
あの落ち着く声を出してくれないその人のことを不思議に思って、
隣を見上げた
同時に陽の光が目を突き刺す
少しの痛みで、反射的に目が呼びかける
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
紅 優安
紅 優安
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
突拍子もなくそんなことを直斗は話し始めた
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
…これが…この人の真実ではないだろうか
この…分けもわからず隣にいてくれる、”あおかみのひと”の
青山 直斗
嫌いです、と聴こえたその声には
抱えきれないほどの悲しみを背にしていて、
…俺は、ただただ目で沈んでいく太陽を追いかけた
再開した他愛のない直斗の話だって、
俺はその奥の悲しみにばかり気を取られていた
〜30分後〜
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
紅 優安
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
青山 直斗
青山 直斗
紅 優安
紅 優安
…振り返ったその人のほかほかした笑顔が答えだったのだろう
いつよりも軽い体を上下に軽く揺らして、
俺は家までの道を全力で駆けた
紅 優安
コメント
3件
ゆあんくん、がんばれ!!
あの、!あの、!いつも読んでるんですが、勇気が出なくて、コメント打てませんでした、すみません、 でもいつも楽しみにされてもらってます! これからも頑張ってください!