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夏目貴志

タッタッタ)はっはっ…!!

ニャンコ先生

タッタッタ)待て夏目!どんな妖が居るか分からんぞ!

夏目貴志

妖?

夏目貴志

ピタッ)

夏目貴志

なんで妖って分かるんだ?

ニャンコ先生

ここから先、ヒビキの鳥居に強い妖の気配がするのだ!

夏目貴志

…!!

夏目貴志

だったら尚更ヒビキが危ない!!

夏目貴志

タッタッタ)

ニャンコ先生

あ!おい夏目ぇ!

第9話 「孤独」

グアォォォォォォ!!

夏目貴志

!!

???

ぎゃぁぁぁ!!な、なんだよあれ!!

???

っ…はぁ…はぁ…!落ち着け!!

夏目貴志

ど、どういう状況なんだ…!!

ニャンコ先生

ムッ)、

夏目貴志

先生、?

ニャンコ先生

夏目、あれを見ろ

夏目貴志

え?

夏目貴志

夏目貴志

…!!

夏目貴志

っヒビキ!!

ニャンコ先生

お前達!あれはどういうことなのだ!

夏目貴志

、!

???

ヒッ…!!な、なんだコイツ!!たぬきの妖か!?

ニャンコ先生

なに!?私はたぬきではない!!

???

はぁ…はぁ…!!状況を説明したら助けてくれるのか…!!

夏目貴志

夏目貴志

…あぁ!

???

???

…実はな、

???

いや待てよ!!こいつは人間だぞ!?信じるのかよ!!

夏目貴志

???

、!

???

???

お前らはあの獣のなんなんだ!!

夏目貴志

夏目貴志

夏目貴志

夏目貴志

それは、…

ニャンコ先生

えーい!!めんどくさい!!とにかくあいつの凶暴化を止めてやると言っておるだろう!!

???

???

夏目貴志

状況を教えてくれ

???

???

っーーー〜ー〜ー!!

夏目貴志

っ…!!

ニャンコ先生

夏目!!

夏目貴志

っ…グァッ!!

???

…!!

???

ヒッ…!!

ニャンコ先生

!!

ボンッ

ニャンコ先生(斑)

やめろ!!ヒビキ!!

ヒビキ

っ…!!

ヒビキ

ゔぅぅぅっ…!!

ニャンコ先生(斑)

っグァッ…!!

夏目貴志

先生!!

ボンッ

ニャンコ先生

ふにゃ…

夏目貴志

タッタッタ)先生!!

夏目貴志

ヒョイ)(ニャンコ先生を持ち上げる)

夏目貴志

先生…!!大丈夫か…!?

ニャンコ先生

大丈夫だ、これくらい、

ニャンコ先生

それより夏目ここは危ない、どこか安全な場所に逃げるぞ、!

夏目貴志

逃げるって…どこに…!

ニャンコ先生

夏目がいれば鳥居の中に入れるだろう

夏目貴志

…!

ニャンコ先生

鳥居がほとんど崩れたせいで入口が小さくなっているが辛うじてまだ入れる!

夏目貴志

…わかった!

夏目貴志

お前たち!着いてこい!

???

、!

???

へっ…?

夏目貴志

早く!!

???

???

…タッタッタ)

???

あ!おい!!待てよ!!

???

…、

???

な、なんだここ…

夏目貴志

先生…

ニャンコ先生

大丈夫だ、

夏目貴志

良かった…

ニャンコ先生

でもここだっていつヒビキが入ってくるか分からない、早めに事を終わらせなければ…

夏目貴志

うん

夏目貴志

俺が、何とかする

???

っ…!

???

なぁ…!

夏目貴志

なぁ、

???

…!

夏目貴志

ヒビキを助けたいんだ。状況を教えてくれ

???

、…

???

???

実はな、

???

夏目貴志

…そうか

???

で、でも!!俺たちは身を守りたかっただけなんだ!

???

あいつの目は妖に悪い影響を与えるんだ…だから…!

夏目貴志

ヒビキは1度でもお前達を傷つけようとしたのか…?

???

…!

???

…、

???

そ、それは…、

夏目貴志

ヒビキを傷つける以外に身を守る術はなかったのか?

???

…、

???

…あった

???

、!

???

あったさ、話し合うなりなんなり、でも、…無理なのさ、

夏目貴志

え?

???

俺たちみたいな妖力の強い妖は他の妖とは普通に関われない、

ニャンコ先生

夏目貴志

、…

???

話し合おうとしても逃げるだけ、

???

夏目貴志

夏目貴志

お前達名前は…?

???

たつく

…俺はたつく

たつく

お前は?

夏目貴志

俺は夏目貴志

???

たつく

…、

たつく

…こいつはミフユ

ミフユ

、!

夏目貴志

そうか、

夏目貴志

済まない、強く言いすぎた。2人にも事情はあったのに

たつく

いや、いいんだ。俺たちのやり方にも問題はあった

ミフユ

ミフユ

…ご、ごめん…!

夏目貴志

たつく

ミフユ

俺たちはいつもふたりで行動してきた…だけど、

ミフユ

あの子はいつも1人だった、半妖が蔑まられてるのは知ってたし…

ミフユ

俺達も妖力が強かったから孤独な存在だったけど、たつくがいたから…

夏目貴志

ミフユ

あの子は、ずっと1人を耐えてきてたのに…おれ…!

???

夏目貴志

ポンッ

ミフユ

…!

夏目貴志

…フッ)

たつく

ミフユ

ニャンコ先生

まぁ何にしろ今のままではヒビキが危ない

夏目貴志

ニャンコ先生

ヒビキの依代であるここをこんなに壊されればもう凶暴化から戻って来れんなもしれない

ニャンコ先生

私でも手に負えなかった

夏目貴志

…!!

たつく

…そんな、!

ミフユ

何とかならねぇのか!?

ニャンコ先生

これはあくまで可能性だ、絶対戻って来れん訳では無い!

夏目貴志

ミフユ

、…

たつく

たつく

…じゃあその可能性を覆したい!

ミフユ

!!

夏目貴志

ミフユ

そうだな!!

夏目貴志

ミフユ

俺たちで協力してヒビキを助けるぞ!!

夏目貴志

…!

夏目貴志

夏目貴志

…そうだな!

ミフユ

っし!そうと決まればえぇっと、えーと…

ニャンコ先生

ニャンコ先生

ニャンコ先生だ

ミフユ

ニャンコ先生!!何をすればいいんだ!

ニャンコ先生

フンッ、仕方の無い奴らだ
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