辺りはすっかり真っ暗になっていた。
えいじ
駐車場に着くなり、
つりめを助手席に座らせ窓を開ける。
つりめ
ぼーっとしながら外を眺めるつりめ。
月明かりのあたる彼の首筋は
お酒のせいでほんのり赤く色づいていて
とても色っぽかった。
見惚れていたえいじはハッとして気づかれないように声を掛けた。
えいじ
えいじが車から出ようとすると
つりめは外を眺めたまま
えいじの腕を器用に掴んだ。
えいじ
つりめ
えいじ
つりめ
外を捉えていた瞳は
いつの間にかえいじに移されていて、
つりめ
あまりにも綺麗な瞳で見つめるものだから
えいじはつりめから目が離せなくなっていた。
水野
ふと気がつくと、水野たちが後部座席に
いまだに泥酔しているそらとりくをを押し込んでいた。
太郎あげあげ
たろあげが笑いながらため息をついた。
えいじ
太郎あげあげ
太郎あげあげ
えいじ
えいじはたろあげに手を振り返すと
車を発進させた。
コメント
1件
みっくん、それはさぁ反則じゃん❤