コメント
8件
初コメ失礼します! 切ない…え、主さん天才?
なんかめっちゃ,心臓がぎゅってなった..!!!
桜
桜
桜
気づいたら桜君の腕を 強くつかみ、 さっき居た場所から 逃げる様に移動していた。
あんなに楽しそうに笑う桜君 俺は見た事がないのに、 あまり笑うことが無いこの子を、 笑顔にするのを 俺じゃないのが、 ただただ腹立たしかった。
桜
桜
蘇枋
蘇枋
桜
桜
蘇枋
蘇枋
制服の袖をめくった瞬間、 桜君の筋肉質な腕が見えた。 痣になってないか、 よく確認する。
俺が付けた痕が残ってるっていうのも 興奮するからいいけど、 それ以前に、 ただ純粋に好きな人には 傷付いて欲しくなかった。
蘇枋
桜
蘇枋
そう揶揄いつつ、 俺は幸福を感じていた。 ちょっと不機嫌そうにそっぽを 向いてしまう桜君。 それすら愛おしい。
この時間が、 ずっと止まって進まなきゃいいのに。 なーんて柄にも無い事を考えた。
蘇枋
蘇枋
蘇枋
お姫様に手を出すかの様に、 俺は桜君に 自分の手を取らせようと前に出した。
十亀
十亀
十亀
桜
隣に並んで早々、 突然ビックリする事を言われた。 なんなら結構慌てた。
十亀
十亀
桜
誰にも言わない。 そう決めた。
十亀
十亀
その言葉を聞いて、 一気に決意は崩れた。 それ程…… 簡単に俺の決意が崩れる程に、 さっき言ってくれた言葉が嬉しかった。
気づいていたら、 ポロッと口から漏れていた一言。
桜
ついに誰かに行ってしまった。 長い間秘めていた想いを…… なんて言われるだろうか、 どんな顔をするのだろうか、 俺の事、 男が好きな気持ちわりぃ奴だって、 思うのだろうか。
何も見たくなくて、 顔を俯かせた。
少しの沈黙を破り、 俺の頭がぐしゃぐしゃっと 掻き回された。 反射的に上を見あげると、 笑顔で頭を掻き回す 十亀がいた。
十亀
十亀
十亀
十亀の顔を見つめながら、 俺は目を見開いた。 すごく優しい顔をされていた。
十亀
十亀
意地悪っぽく 蘇芳の好きなところを聞かれた。 顔もニマニマしていた。
十亀
十亀
桜
でもどこか、 こいつに蘇枋の事を話していると、 自然に笑顔が溢れてくる。 十亀も、 うんとか合図地を打ちつつ、 俺の話を遮らないで 笑顔で聞いていてくれた。
話しやすくって どんどん蘇枋の好きなところがでてくる。 改めて実感する。 蘇枋のことが、 大好きでたまらないと、
蘇枋
蘇枋
蘇枋
俺の前に出された手は、 取ってほしいと言わんばかりに 突き出された。 その時の蘇枋も、 かっこよくて仕方なかった。
桜
桜
恥ずかしくて恥ずかしくて、 俺は蘇枋から目を背けて そっぽを向いてしまった。
蘇枋
蘇枋
一瞬ちらっとみえた 蘇枋の悲しそうな顔は、 ぎゅっと俺の心臓を握りつぶした。
後悔だけが残る中、 俺は蘇枋に何も言えなくなり、 2人揃って何事も無かったかの様に 雑談をして帰った。