始.
確か、
教師
教師
あ───、ねむ、
yan
なんで六限目が よりにもよって数学なんだよ、
……ここは寝てても大丈夫かな、
あとで友達に教えてもらお、
yan
教師
教師
教師
教師
yan
教師
教師
教師
yan
大変なのが分かるなら、 ほっといてくれればいいのに、
教師
教師
教師
yan
中学一年生に よく投げられる言葉。
『もう、小学生じゃない。』
そんな事、誰でも分かってる。
でも、困った時は いつもそれじゃないか。
中学一年生にはそんな事以外は 言えないんですかって
てか、
たかが一年でそんなん 変わるわけないだろ。
小1と小2、 小6と中1、 差はどっちも一緒なのに
数字の前につく 漢字が変わるだけじゃないかって
寝不足気味。
勿論、 一週間前の事件が関係してる。
でも、祖母の事じゃない。
多分。
板書の時間。
教師が黒板に書いたことを ノートに書き写すっていう。
正直、
なんの意味があるか分からない。
黒板を写真に撮れば いいだけじゃないのか。
自分なりに まとめた方がわかりやすい。
そんなわけない。
よっぽどの天才じゃない限り 黒板が一番良いはずだ。
だって、その授業の内容全て 詰め込まれてるんだから。
授業中なのに、暇。
なんか、面白い事ないかな──、
地震とか─、
ちっちゃい事でいえば 蜂が入ってくる──とか、……
yan
窓際の席なのは当たりだった。
外を眺められるからだ。
でも、 いつもと変わらない景色。空。
せめて人でも通っててくれよ、
yan
yan
キーンコーンカーンコーン
帰り道。
俺は部活をサボった。
体調が悪い訳でもないし
特に用事がある訳でも無いが。
幸運なことに今日は顧問が休みで、 副顧問が担当をしていた。
副顧問の場合は 『具合が悪い』 と言えば簡単にサボれる。
なんでサボったかなんて、
ただ、今日は部活をする気分には なれなくて
yan
俺は電車通学だ。
ホームで電車を待つ。
yan
なんだかその日は体がだるくて
心にぽっかり 穴が空いた感じがして、
『もう、どうでもいいや』
って思った。
ピンポンパンポーン、
間も無く、 特急電車が通過致します。
大変危険ですので、 黄色い線の内側にお立ち下さい。
お子様は手を繋いで─────
yan
今、線路に飛び込んだら、 どうなるかな。
『中学生、自殺』 といって記事になるだろうか。
まぁ、少なくとも、 市の新聞には載るだろう。
学校は慌てるだろうな。
他殺やら、イジメやら、 根も葉もない噂がたつのだろうか?
今、飛び込んだら、
全部忘れられるのかな。
考えなくて済んじゃうのかな。
新聞記事についても、
学校の奴らのことも、
あの、事件のことだって。
俺は、アイツと 天獄へ行けるのだろうか。
ぁ、電車が来た。
タイミングよく飛び込もう。
じゃないと、 死に損ねるかもしれないし。
3
2
1
yan
ガタンゴトン───、
───────
NEXTepisode⇒heart.1000.
コメント
23件
ずっと茶色の髪の子のことを考えてるのね🤤 …ん?おいおい駄目だって!!えっ、大丈夫だよね?誰か止めてくれてるよね?だ、だ、だ、誰かああああ
ゆあんくん…?最後どうなっちゃた気になる〜!! 授業暇なのは分かる、w
やばいうんゆあんくぅんでも確かに…黒板写真撮れば遅れてもかけるからいいねぇ!!やっぱこんな神作品かけるのって…才能なんのかなぁ…w いいね押しときます!!!続きめちゃくちゃ楽しみ!!!!