ユキ
ん…っ
神霧
あぁ…神奈…何やってんの…
ユキ
えっと、あの……
神霧
あ、ごめんなさいね。
神霧
私は神霧(かきり)
ユキ
神霧さんですね…!
神霧
さん付けはいらないわ
ユキ
それじゃ、神霧?
神霧
ええ
ユキ
なんか…さっきの神の人と似てる!
神霧
…神奈の事かしら?
ユキ
多分、?
神霧
まぁ…似ているとよく言われるわね。だって姉だもの。
ユキ
そうなの!?
神霧
ええ。(なんか敬語からタメ口に変わってるなぁ…)
ユキ
また世界に戻してくれるの!?
神霧
…いえ
ユキ
え…
神霧
そもそも、ユキの居たセカイは、ニセモノなの。
ユキ
え?ぺんちゃん達が居た世界?
神霧
そうよ
神霧
ユキ以外の人は全員ニセモノ。
ユキ
ッそんなの嘘っ!
神霧
…感がいいユキならわかると思ったのだけどね
ユキ
ッえ?
神霧
ユキ、さっき神奈にセカイへ送られたでしょ
ユキ
まぁ…
神霧
…それが関係しているの
ユキ
………
1分後
神霧
分かったかしら?
ユキ
…いや…
神霧
そう…それじゃあ私から説明するわね。
ユキ
お願いします
神霧
貴女以外の人間はニセモノ
神霧
そして貴女はホンモノ
神霧
……なんと説明したらいいのかしら…
神霧
……
神霧
貴女、神奈にセカイへ送られたでしょ?
ユキ
はい。さっきも言いましたが…
神霧
セカイにはルールが決まっているの
神霧
ホンモノの者は生き返らせ、ニセモノの者は生き返らせない
神霧
というルールが決まっているの
ユキ
ということは…
神霧
…ユキの思っている通りよ
神霧
貴女以外の人はニセモノだからセカイへ送れなかったの
神霧
でも、ユキはホンモノだからセカイへ送れた…
神霧
これが答えよ
ユキ
そんな…るっぴもニセモノだったなんて…
神霧
るっぴ…?
ユキ
うん…みなる…るっぴって呼んでるの
神霧
ッ…
神霧
誰…その子…
ユキ
え?
神霧
…このテレビで様子を見てみましょう
身終わったあと
ユキ
ね?居たでしょ?
神霧
居たね…でも…その子…ホンモノのような気がするわ…
神霧
神奈の間違えかしら…
ユキ
多分、そうですよ!
神霧
そう…
神霧
今、その子をここに蘇らせることが可能よ
神霧
蘇らせるかしら?
ユキ
うん!
ポッ
ドタッ
みなる
いったぁ!?
ユキ
みなちゃぁぁぁぁぁ!!
みなる
ちょっ…なになに?
ユキ
心配したんだもんっ!
みなる
状況を説明してもらっていい?
ユキ
あ、あぁ…ごめんね…
神霧
私が説明するわ
ユキ
ありがと
みなる
しにくんはニセモノ…?
神霧
そうなるわね
ユキ
私だって信じたくないよ…
神霧
あら?連絡ね
神霧
少し出てくるわ
神霧
何の用?
???
いやねぇー俺がここにいるってこと教えたかったのー
神霧
何故黙ってたの?
???
いーじゃん!別にぃー
神霧
はぁ…いつもこうね
神霧
【花子さんは】
花子くん
ネーネーそろそろ花子くんて呼ぼうよー
神霧
嫌ね
花子くん
それよりさー、ぺいんと達がニセモノだって聞いたけど、ぺいんと達ふつーに幹部
になって過ごしてるよー
になって過ごしてるよー
神霧
はぁ?
花子くん
ホントだってばー
花子くん
ほら
神霧
…ホントね
神霧
それじゃ、ユキ達送ってくるから
花子くん
いってらー
神霧
ユキ達、送る場所が決まったわ
ユキ
どこ?
神霧
それは行ってからのお楽しみよ
みなる
またしにくん達に逢えたりして!?
ユキ
無いよ…ニセモノなんだからさ
みなる
そっか…
神霧
それじゃ、送るわね
今度こそ、幸せに生きるのよ…