男
どこだよここ…
男
こんな山奥まで来ちまったじゃないか
男
いったいどこにあるんだよ!
ある研究者の男は
〇〇山と呼ばれる、
行方不明者の多さで有名な山に
新種の植物を探すために
1人で来てしまった
男
やばい、ほんとにわからない
男は途中で道を間違えてしまい
迷い込んでしまったのだ
男
もう空は真っ暗だぞ
男
行方不明者が多いだけあって
男
すごく不気味な山だな…
男
でも生きて帰ってるヤツの方が
男
圧倒的に多いんだし
男
大丈夫っしょ!
男
それより、、
男
なんで地図をなくしてしまったんだろう
男はどこかで地図をなくしたため
手掛かりを探し、辺りを歩いていた
男
ああ…
男
電波も届かねぇし…
男
やばい
男
お腹もすいたし、もう倒れそうだわ
男はもう何時間も歩いていたため
今すぐでも倒れそうだった
男
ん…?
男
なんか光があるぞ
男
こんなとこに家があるのか!?
男が目にしたのは
れんがづくりのしっかりした家だった
男
すげぇ
男
光ついてるし、人住んでるんじゃないか?
男
もう夜遅いし
男
泊めてもらえるかな…?
男はその家のドアの前に立った。
男
よし、ちょっと泊めてもらえるか聞いてみよう
男
……コンコンコン
男
誰かいますかーーー
……………
男
あれ、返事がないぞ
男
電気ついてるのに
ギィィ
男
あれ?ドア開くじゃん!!
男
ちょっと覗いてみよっか
男
失礼しますー…
男
あれ、だれもいねぇ
男
なんだ、空き家か?
男
こんなとこに人が住んでるわけないもんな
と思ったその瞬間、
男
!!!
男
( あそこに女性がいる!)
男
( 見た感じおばあさんだぞ )
そこにいたのは
1人でうつむいて正座している
老婆の影だった
不気味なことに
老婆のいる部屋だけ
電気は消えていた
男
なんでこんな暗闇にいるんだ、
男
寝てるのか?
男
( ちょっと話しかけてみよう )
男
すいません、ちょっとお話があって、
老婆
………
男
…すみませーん
男
聞こえてますか?
老婆
………
男
( 返事がない…もう1回呼ぼう )
男
すみま………
男がもう一度声をかけようとした 時だった。
男
!!!
老婆はゆっくりと顔をあげたのだった
その老婆の顔は
真っ白で
片方の眼球はなくなり
血まみれになっていた。
男
なんなんだよ、、その顔!!
男
やべぇぞ!!逃げろ!!
男は逃げようとした
しかし…
老婆
…ウギャァァァアァァ!!!
老婆
オィィィ、マテェェェェェェェェェ!!!
老婆は即座に立ち上って走り出し
男の首を強くつかんだ
男
ゥグゥゥゥァア……
老婆の口が裂け
大きく開き
男の首を噛みちぎる
男
ゥゥ………
そして、胴体から頭がとれ
床には男の頭がころがった。
老婆は、そのとれた首を
じっと眺めていた
その老婆の顔は
ひそかに笑っているのだった
老婆
……フフ
老婆
これでまた……
老婆
友達が増えたぁぁ………
老婆






