奏多
舞
私は山田 舞(23) 看護師だ。
彼氏の奏多と同棲している。
舞
奏多
舞
奏多は今求職中だ。 かれこれ理由をつけてその状態が半年近く続いている。
生活費は私のお給料で全て払っているし、奏多へお小遣いも渡している。
正直楽ではないが…
奏多
舞
奏多のこの言葉を信じているから。
きっと、奏多は私との幸せの為に変わってくれる…。
しかし、そんな私の信用が一気に崩れる出来事が起きた。
ある日、私は急に早上がりになり、奏多に美味しいご飯を作ろうと張り切って買い物を済ませ帰路についていた。
舞
そんなことを考えながら歩いていると、あっという間にアパートへ着いた。
部屋へ入ろうと、鍵を鞄から取り出した、その時。
女
奏多
舞
扉の中から聞こえてきた、知らない女と奏多の甘い声。
思わず私は聞き耳をたてた。
女
奏多
舞
奏多
女
奏多
女
舞
ふつふつと、怒りが込み上げてくる。
信じていたのに、2人の幸せの為に頑張ってたのに…。
舞
私は奏多への復讐を決めた。
あれから数時間後、私は奏多に電話をかけた。
舞
奏多
舞
奏多
舞
奏多
舞
舞
舞
奏多
舞
舞
舞
奏多
舞
奏多
舞
奏多
そうして私は電話をきった。
思わず笑いが込み上げてくる。
奏多を、地獄に堕としてやる!
それから1ヶ月、私は実家で生活をしていた。
勿論怪我なんかしておらず、普通に仕事にも行っている。
元々アパートは奏多との2人暮らし用で急遽借りたもので、職場からは実家の方が近いのだ。
舞
と、呟いたその時
ブブブブ…ッ
舞のスマホが鳴り響いた。
相手は勿論…
舞
奏多
奏多
奏多
舞
奏多
舞
奏多
電話越しに、奏多の動揺が伝わってくる。
私は笑いを堪えるので必死だ。
舞
奏多
舞
舞
奏多
舞
奏多
舞
奏多
返す言葉もないのか、完全に黙ってしまった奏多。
しかし私はお構い無しに言葉を続ける。
舞
奏多
舞
奏多
舞
舞
奏多
奏多
奏多
弱々しい奏多の声。それに対し、私は
舞
舞
舞
奏多
ツーッツーッ…。
奏多の言葉を待たずに、通話をきった。
その後、私は知り合いを通じて出会った男性と付き合い、結婚をした。
子供も2人生まれ、幸せな家庭を築いている。
あ、もちろんヒモ男ではございません。笑
噂で聞いたんですが、奏多はあれからあの女からもフられ、借金の返済の為に毎日重労働をしているとか。
すっかり疲れ果てて、一気に老け込んでしまったそうです。
奏多の裏切りはショックでしたが、今の幸せを築くことが出来たので、結果オーライということで♪
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!