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○ ○
あ 、美味しい ..
サンドイッチというものは意外と美味しくて 、つい夢中で食べてた
あれが隣に居ることを忘れて 、
灰 谷 蘭
だろ ？それ俺のお気に入り 〜
と ニコニコしながら 上機嫌で話しかけてくるこれ 。
○ ○
.. 帰らないんですか ？
灰 谷 蘭
何で いきなり敬語 ？
灰 谷 蘭
食べてる姿 可愛いな〜 って思って
灰 谷 蘭
小動物みたいで世界一可愛い
真剣な顔で言ってくるこれ 。
普通の女子ならこれで堕ちてるのだろう
だがしかし！
○ ○
私は 騙されないぞ ！ それ ！
それ とは 灰谷蘭のことだ 。
名前で呼ぶのすら嫌悪感がある
灰 谷 蘭
それ .. ってもしかして俺のこと？
灰 谷 蘭
名前で呼んでよ〜
○ ○
鳥肌立ってきた ..
いきなり甘々なのが気持ち悪い
灰 谷 蘭
俺さ 、お前のこと好きなんだよね
○ ○
は 、？？
何を言っているのか分からない
朝 舌打ちしながら今日は来てたのかよ
とか言ったの何処のどいつよ
○ ○
私 、そこら辺に落ちてる凡俗の女じゃないから そのくらいじゃ堕ちないから
とだけ吐き捨て 、屋上を後にする
灰 谷 蘭
本気なのに ..
○ ○
あのさ ..
灰 谷 蘭
ん ？
○ ○
ストーカーだよ ？
灰 谷 蘭
なんのこと ？
もしかして家まで着いてく気？
○ ○
あのさ ..
灰 谷 蘭
ん ？
○ ○
家知られたくないから帰ってよ
灰 谷 蘭
俺もこっちなの 〜
灰 谷 蘭
○○チャンったら自意識過剰〜♡
○ ○
.. 違う方から帰る
灰 谷 蘭
は 、？！
○ ○
やっぱり着いてきてるじゃん
灰 谷 蘭
いいじゃん別に〜
灰 谷 蘭
他のコなら喜ぶよ？
灰 谷 蘭
「蘭ちゃんが着いてきてくれた〜」って
○ ○
私は 他の子じゃないので。
早く帰らないとお母様が ...
○ ○
とりあえず着いてこないで 。
灰 谷 蘭
いいじゃん 、一緒に帰ろうよ
灰 谷 蘭
女のコ一人じゃ危ないよ？
○ ○
別に危なくないから 。
○ ○
早く帰ってよ 、お願いだから
灰 谷 蘭
ん .. 今日だけね 〜 。
○ ○
はいはい 。
見えなくなるまで此方に手を振ってきた
仕方がなく手を振り返した 。
○ ○
ただいま帰りました 。
母 親
あらおかえり 。
母 親
遅かったから心配したのよ ？
○ ○
ごめんなさい 、お母様 。
○ ○
今日は少し足が痛くて ..
母 親
そう ？ 無理しないでね 。
○ ○
はい 、ありがとうございます 。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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