桃赤 拒食症

　　　　　　　　　右side 赤

それはネットへの書き込みを見てからだった

エゴサをしていたら少し俺が太ったのではないかというスレを立てられていた

結論普通体型になっただけと言うふうになっていたがそう言われてしまうのが怖くて仕方なかった

食べれなくなったのはその日から。

俺はどんどん体重を減らした

俺の目標は25kg、10kgも痩せれば見た目も変わるはずだ

食べ物を口に含むと怖くなって吐き気が襲ってくる

まだまだ太ってる、もっと痩せなければ

それから1週間ご飯を食べずに水を飲んで過ごした

だめだ、もっと痩せなければ

また太っていると言われてしまう、もっと食べずに痩せないと...

もっと、もっと、もっと、。

今日は桃くんと会う日

あれから人と会うのが少し怖くなってしまった

太ったと言われてしまうのではないかとずっと気にかけてしまう

もっと痩せてから会いたかった...

待ち合わせ場所に着くと桃くんがいた

内心痩せた？と聞かれて嬉しかったのが本音

ご飯を食べて帰るかと聞かれ食べて帰ることになってしまい

食べたもののとても気持ち悪い、太ってしまう、吐きそう

俺はちゃんと痩せているということがわかって嬉しかった

もっと痩せたら太ったって言われなくなるかな...

そしてなによりも先にトイレに駆け込んだ

手の甲を喉の奥にあてれば吐けるとWebに書いてあった通りに手を突っ込んだ

全て吐いたあと俺は家に帰った

また1週間ご飯を食べずに過ごした

最近はご飯を見ているだけで吐き気がしてくる

おとといは外に出た時に倒れてここ最近は力が出ない

それでも痩せるために食べるわけにはいかない

先週から5kg減った

もっと痩せなければ

俺の眼中にはその言葉しかなかった

本当に最近めまいと頭痛が酷くなった

何が起きたのか一瞬戸惑った

また倒れたのだ

こういう時はどうしようもない

時間を待つしか...

あれ、？

視界がぐるぐるしてる

気持ち悪い吐きそう

うまく息ができない

おれ死ぬの、？

俺の腕には点滴が刺さっていた

桃くんが急に抱きついてきた

なんだか怖いしキモ

涙目ながらも優しく聞いてくる君

やっぱ君には叶わないな

退院して桃くん家に行ってうどん食べました

没没没

なにこのゴミ作品

息抜きです((