コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
いよいよ最後の大会が明日に迫った。
練習は早めに切り上げ、選手たちはそれぞれ帰りの支度をしていた。
私は道具の片付けをしてから、 体育館を出る。
外に出ると、 すでに空は星が広がっていた。
若利
若利
聞き慣れた声に振り向くと、 若利が立っていた。
伊鳳
伊鳳
若利
若利は少しだけ口元を引き締めると、 私の隣に並んで夜空を見上げた。
若利
伊鳳
まるで昨日と同じやりとり。
でも、今日は違う。
私は、昨日聞けなかったことを 聞こうと決めていた。