初めましてこんにちは
前作でお休み宣言したんですが
珍しくネタがわんさか湧きまして
ただ、前作でもちょっと愚痴っちゃったのですが
主が書くのと皆様の求めるもののズレが
すごく大きい気がして悩んでました
で、決めました!!
もしこのお話の続きが読みたいという方がいらっしゃったら
コメントお願いします!!
もしコメントがなければ別のお話の1話目をあげようと思います
もし全て1話あげてどれにもコメントがなかった場合は
♡を1番多く頂いた作品を進めようかと思います
どのお話も最後まで書くつもりではいますので、多分←
面倒な人間ですみません
mz
帰る間際に別の仕事が入ってしまい遅くなってしまった
現在時刻は8時前
間に合いますようにと願いながら
俺は猛ダッシュで走った先はとあるビルの一室
mz
kty
部屋に駆け込むと最後の1人となってた
Kty(推定5歳、嘘、ガチの5歳)が
満面の笑みで俺に手を振り駆け寄る
何を隠そう、いや、隠してはないけど
ktyは俺の大事な一人息子
そして俺が駆け込んだのは保育園
kty
mz
柵越しにktyの頭を撫でながら目線を上に移す
mz
保育園のお姉さん
保育園のお姉さん
kty
kty
保育園のお姉さん
mz
笑顔で手を振ってくれる先生にぺこりとお辞儀をして
俺達は手を繋いで帰路に向かった
帰り道、夜の公園を歩いていると
ktyは立ち止まりキョロキョロと周りを確認する視線を投げる
その視線は上にも下にも向けられ
つい俺は笑みが零れてしまう
mz
そう言いながらktyの前にしゃがみ両手を広げ
mz
すると満面の笑みを浮かべたktyは
ぴょーんと俺の胸に飛び込むと
kty
一体誰に似たんだかクソデカボイスで
俺の耳はキーンとする
そう、俺はパパではなくママだ
話すと長くなるから経緯は割愛するけど
本当に俺が腹を痛めて
腹を切って産んだ正真正銘のママだ
ちゃんと切った傷もある、見る?
それはいいとして、実際ママなんだけど
まだこの日本で男の俺にママと言うと
変な目で見られるのは事実
mz
俺のせいでktyがイジメの対象にならないよう
外ではママ呼びを禁止しているが
ktyは俺をずっとママと呼んでたし
今でもそう呼びたいと言ってる
パパ呼びも特訓させたけど
パパは1人だと断固拒否された
その身体を優しく大事にぎゅっとすると
kty
恐らく使い分けの事だろう
mz
ドヤ顔の息子によしよしと頭を撫でて小さい身体を下ろし再び歩き出すと
kty
mz
俺の手を解き何かを見つけたktyは走り出した
目的の前で立ち止まったktyに
とりあえず喝を入れる
mz
kty
ktyが指を指したそこには
『欲しければどうぞ』と書かれた段ボールに
ぬいぐるみが1つ入っていた
kty
mz
kty
mz
猫だろうか、耳が付いてる
ダークブラウンで尻尾に向け赤くなっていて
kty
mz
確かによく見れば牙がついてる
それに……………
kty
mz
kty
mz
kty
ktyは段ボールからぬいぐるみを出すと
kty
嬉しそうにそれをぎゅーっと抱いた
kty
正直、イエスを出すのは悩んだ
mz
でも放っておけなかった
kty
赤と青のオッドアイのぬいぐるみ
kty
tg
mz
そんな言葉も虚しくktyは
同じ5歳のtgに手を引かれ別の部屋へと言ってしまった
pr
キッチンからひょっこり顔出したのは
同居人のprちゃん
mz
pr
mz
さっきの5歳児tgはktyと同じ保育園
そして俺と同じようにお腹を痛めて出産したprちゃんの子
pr
mz
基本別の仕事に就いているので時間帯がバラバラ
なので休日以外夜ご飯は各自で作るのが決まり
pr
mz
pr
mz
連れ去られたktyを呼び出し
手を洗い挨拶を済ませ食卓についた
pr
prちゃんがスプーンで指したのは
ソファに並んで置かれた2つのぬいぐるみ
mz
pr
mz
pr
mz
pr
mz
pr
kty
tg
tg
kty
mz
pr
そんな大人の声は届かず
ちびっ子達は遊びに行ってしまった
散々遊んで疲れてしまった子供達は
今日は一緒に寝るという事で
リビングに布団を敷くと
ものの数秒で2人とも寝てしまった
そんな子供達に毛布を掛け直すと
pr
pr
振り向けばビールとおつまみを
俺にぴらぴら見せてアピール
mz
『今日飲もうよ』と言う合言葉は
目まぐるしい日常をちょっと置いて
旦那解禁時間
ちらりと目にした窓際の机には
最愛の旦那の写真や愛用品がこれでもかと置いてある
pr
コップとお酒とおつまみをコトンと机に置いたprちゃんは
椅子に腰をかけて2人分のビールを注ぐ
pr
その後に続く言葉を予想した俺は
いつの間にか布団の外に放り出された2つのぬいぐるみを手に取り
tgが持って帰ってきたであろう黄色い熊のぬいぐるみをprちゃんに差し出した
mz
共感してくれたのかぬいぐるみを受け取ったprちゃんの目は
薄らと涙が滲んだようにも見えた
pr
mz
mz
pr
コンっ、とコップを合わせビールを注ぎ込む
やっぱ週末はコレだわ、なんて
あいつの声が聞こえてきそう
pr
と見せてきたのはあのぬいぐるみ
全身黄色で頭には王冠まで着いている
pr
pr
mz
mz
mz
ぬいぐるみをじっと見つめ
撫でてみたり手を動かしたりするも
当たり前だか何も反応はない
pr
もの寂しそうにprちゃんの視線は
ぬいぐるみから写真へと移動される
mz
mz
視線を追いかけるように俺も机に視線を送る
その動かない大好きな笑顔を
もう1度見たいと何度思ったことか
pr
再び視線を戻したprちゃんは
ぬいぐるみに語りかけるように旦那の名前を呟く
pr
pr
mz
布団ですやすや寝る子供達には
自分達だけではなく旦那の遺伝子もちゃんと入っている
他国で同性婚を認めてる国は多い
その中のとある国でひっそりと行われていたのは
同性妊娠
お互いの遺伝子をとり
染色体を変えて俺の方を卵子の様に組み替え
卵巣の様に見立てた器具を体内に付け
へその緒となるチューブを組み込む
これには莫大な費用とリスクを伴う為
合法的には行われていない
明るみに出ることを避けるためか
外国人の実験台を探しているとの情報を
その国出身の会社の同僚が持ちかけてきた
勿論旦那達は反対した
『奇形児が生まれるかもしれない』 『身体に何かあったらどうするんだ』 『命に問題はないのか』
他にも散々いわれたけど
意外と乗り気だったprちゃんと説得して
無事成功し可愛い2人が産まれたのだ
その事に俺達以上に喜んでくれた旦那組の顔
忘れらんないなぁ
mz
pr
mz
pr
寂しくてぬいぐるみをぎゅっと抱く
お願いだからもう1度
その手で俺を抱きしめて欲しいと願いながら
pr
mz
pr
mz
pr
けけっと笑ったprちゃんは
対ぬいぐるみだからだろうか躊躇うことなく
くまさんのほっぺにちゅーをした
pr
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mz
mz
mz
pr
pr
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mz
pr
pr
mz
『お願いね』の意味を込めてぬいぐるみにキスをするも
勿論なんの反応もない
それからいつもの様に旦那の話に花が咲いた
ぬいぐるみと一緒だったからか
今日の2人に涙はなかった
mz
あのまま2人でお酒を飲んでたら
気付いたら机で寝落ちしていた
mz
身体を起こしたと同時に何かが落ちた
mz
prちゃんがかけてくれたんだろうか
でも見れば同じように机で寝てるprちゃんの肩にも
毛布がかけられている
mz
確か枕にして寝たであろうぬいぐるみは
机の上で仲良く横たわってた
mz
絶対似てないprの旦那akの声真似で叫びくまのぬいぐるみを押し当てると
prちゃんは身体をびくりとさせて飛び起きた
mz
pr
寝ぼけているのかぬいぐるみをぎゅっと抱いたprちゃんは
積もった涙をぼろぼろと零した
mz
俺のぬいぐるみで頭をなでなですると
pr
布団に潜った俺達は
ぬいぐるみと愛息子を抱き締め眠りについた
コメント
3件
めちゃくちゃ続き欲しいです! 続きあったら、楽しみにしてます! 初コメ失礼しました🙏✨