俺には
双子の兄がいた。
俺のその断片は
消えてしまった。
これは現実なのだろうか。
いや、
嘘だと言ってくれ。
嘘って言ってよ。
また
2人で出掛けたい。
一緒に部活がしたい。
登下校もずっと一緒に
部屋も一緒に使ってて
狭いって二人で笑ってたりしてたけど
今はがら空きだ。
スカスカだよ…
心にぽっかりと穴が開いた
いつも一緒だったから。
あたりまえのことに
気づいていなかった。
なんで死んだんだよ。
俺の前から
勝手に
いなくならないでほしかった。
俺たちは2人で1つだろ?
それなのに
君はもういない。
どこに消えたんだよ。
なぁ、いつも
俺を見守ってくれてる?
あぁ、
どうしようもなく
君に会いたい。
ーENDー